(小型)ロックミシン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 22:49 UTC 版)
裁ち目かがり(布の裁断面を、ほつれないよう包み込むように縫う)専用のミシン。ロックとは布の端をロックする(閉じる)の意味。通常のミシンのような直線縫いはできず、布の端だけを縫うことができる。仕様によって、糸を2本、3本、4本、5本使うものがある。小型ロックミシンは職業用的に使われていたが、洋裁をする人を中心に普及しつつある。最近は、カットアンドソー (cut and sewn) といって、ニット地の縫合せにも用いられる。 家庭用ミシンと同じように樹脂部品が多くなり、難しいルーパー糸通しまで自動的にできる機種も出てきている。しかし、それ以外も含めて構造がかなり複雑になっている。便利さとメンテナンス性や耐久性とは、トレードオフの関係にある。 (小型)ロックミシンは、主にオーバーロック (overlock) 専用機を指すことが多いようであるが、カバーステッチ (coverstitch) 専用機もある。オーバーロックとカバーステッチの両方が可能な複合機もある。
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