レベル4 定量的に管理された
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/20 02:02 UTC 版)
「能力成熟度モデル統合」の記事における「レベル4 定量的に管理された」の解説
成熟度レベル4の組織では、実施プロセスを安定化し、さらに実績を予測するモデルを持つことで、ソフトウェア開発などの有効性を効果的に制御することができる。特に、個別のプロジェクトに対してプロセスを調整し適合する道筋を同定することができる。このとき測定可能な品質の低減や仕様からの逸脱が無いようにプロセスが制御され、安定化される。成熟度レベル4の組織は、ソフトウェア開発プロセスやソフトウェア保守などのための定量的な品質の目標を設定する。注意すべきことは、この目標がプロセスの実績データを基にした実現可能なものであり、(低いレベルの組織でありがちな)管理層からの一方的押しつけや実現不可能な努力目標ではないということである。 プロセス全体の遂行に非常に大きく貢献するサブプロセスが選択される。この選択されたサブプロセスは、統計的な技法と他の定量的な技法により制御される。 成熟度レベル3とレベル4の重要な違いはプロセス遂行の予測可能性である。成熟度レベル4では、プロセスの遂行は統計的な技法と他の定量的な技法により制御され、定量的に予測可能である。成熟度レベル3では、プロセスは単に定性的に予測可能なだけである。
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