リゲル (犬)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/10 14:02 UTC 版)
リゲル(Rigel)は、ニューファンドランド犬種の犬である[1]。リゲルは飼い主とともにタイタニック号に乗船中、1912年4月15日にタイタニック号は氷山と衝突して沈没した。リゲルは海に投げ出されながらも救命ボートのうち1隻のそばを泳ぎ続け、他の客船が救助に到着すると吠えだしてそのボートの存在を知らせたとされる[注釈 1][1][2][3]。ただし、リゲルにまつわる話は広く知られているものの、その実在については偽りとされている[2][3][4]。
注釈
- ^ a b c d 『タイタニック号の最期』p. 233.では、リゲルは沈みゆくタイタニック号の甲板から1隻のボートに飛び移り、そのボートを守るようにしてカルパチア号まで同行した旨の記述がある。
- ^ a b 各救命ボートの離船時刻や乗り組んだ人数については資料によって差異があり、『SOSタイタニック号』p. 264.では4号艇に「男性の密航者1名」がいたと記述している。
- ^ 事実としては、4号艇は海中から6名の船員を救助したが、そのうち2名はボート上で死亡している。
出典
- ^ a b c d e ロード、p. 233.
- ^ a b c d e f g タイタニック号に乗っていた犬たち wanwans 2014年3月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m Rigel the Dog lives on Encyclopedia Titanica 2014年3月17日閲覧。(英語)
- ^ a b c d Maltin & Aston 2011, p. 176.
- ^ Brush 2007, p. 177.
- ^ バトラー、pp. 232-233.
- ^ William McMaster Murdoch Encyclopedia Titanica 2014年3月17日閲覧。(英語)
- ^ a b c d Steele 2007, p. 22.
- ^ 高島、pp. 142-147.
- ^ 高島、pp. 21-24.
- ^ a b c 高島、pp. 134-135.
- ^ a b c ウィノカー、pp. 263-274.
- ^ a b c Marshall 2008, p. 60.
- ^ a b Matthews 2011, p. 324.
- ^ Carpathia Passengers and Crew Encyclopedia Titanica 2014年3月17日閲覧。(英語)
- 1 リゲル (犬)とは
- 2 リゲル (犬)の概要
- 3 参考文献
- 4 関連項目
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