ラーモア反磁性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/27 16:08 UTC 版)
ラーモア反磁性( - はんじせい、英: Larmor diamagnetism)とは反磁性のひとつであり、古典的には原子に磁場をかけたときに、電子がレンツの法則に従い原子核のまわりでラーモア運動とよばれるサイクロトロン運動をする(より正確には、元の軌道半径は変わらずに角周波数が増える)ことによって生じる反磁性である。1905年にポール・ランジュバンによって理論的に求められた[1]。このような電子の運動はジョセフ・ラーモアにより研究されたため、ラーモア反磁性とよばれる。また、理論により求めたランジュバンより、ランジュバンの反磁性と呼ばれることもある。
- ^ Sur la théorie du magnétisme P. Langevin (1905)(仏語)
- ^ The Theory of Electric and Magnetic Susceptibility by J. H. Van Vleck (Oxford Univ. Press, 1932)
- 1 ラーモア反磁性とは
- 2 ラーモア反磁性の概要
- 3 閉殻イオン芯の反磁性磁化率
- 4 関連項目
ラーモア反磁性と同じ種類の言葉
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