マイヤーの法則とは? わかりやすく解説

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マイヤーの関係式

(マイヤーの法則 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/27 00:18 UTC 版)

マイヤーの関係式(マイヤーのかんけいしき、英語: Mayer's relation)とは、理想気体の2つの熱容量の関係を与える式である。ドイツ人物理学者ユリウス・ロベルト・フォン・マイヤーが、1842年に熱の仕事当量を初めて発表した際に用いた[1]。 マイヤーの関係式は理想気体の状態方程式から導かれる関係式であり、理想気体や半理想気体では厳密に成り立つが、実在気体では近似的にのみ成り立つ。


出典

  1. ^ 山本 (2009), pp. 328–334.
  2. ^ 化学熱力学』p. 27.
  3. ^ a b c 「マイヤーの関係」『物理学辞典』三訂版, 培風館.
  4. ^ a b 「比熱」『岩波理化学辞典』第5版 CD-ROM版, 岩波書店.
  5. ^ a b 高林 (1999), p. 184.
  6. ^ a b c 原島 (1978), p. 72.
  7. ^ a b ムーア物理化学』p. 48.
  8. ^ 特記ない限り本文中の熱容量は次のサイトに依る: Thermophysical Properties of Fluid Systems”. NIST. 2018年7月8日閲覧。
  9. ^ a b c バーロー物理化学』p. 256.
  10. ^ バーロー物理化学』p. 157.
  11. ^ 原島 (1978), p. 27.
  12. ^ バーロー物理化学』p. 156.
  13. ^ 原島 (1978), p. 71.
  14. ^ ゾンマーフェルト理論物理学講座』p. 60
  15. ^ a b バーロー物理化学』p. 257.
  16. ^ ルイスランドル熱力学』p. 135.

注釈

  1. ^ ジェームズ・プレスコット・ジュールが気体の断熱自由膨張についての実験を行ったのは、マイヤーの発表の後である。マイヤー自身は19世紀初頭に行われたジョセフ・ルイ・ゲイ=リュサックの実験を引用している。


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