フルビット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/16 16:17 UTC 版)
1994年までの運転免許証においては、所有する種類に1、所有していない種類は0とビット(2進数)で欄に表記されていた。全ての免種を持っている場合、すべての欄に1と表記されていたのがフルビット免許証と呼ばれる由来である(英語のfull:いっぱいの、完全な)。日本の運転免許は、「大は小を兼ねる」制度を採用している為、上位の免許を先に取得した場合、下位の免許の取得は不可能になる。すなわち、下位の免許から先に取得しなければ、フルビットを達成することはできない。例えば、普通自動車免許を初めに取得した場合、自動的に原動機付自転車の運転が可能となり項目としての原動機付自転車免許の取得は不可能になる為、運転免許証の種類欄に「原付」を表示させることはできなくなる。上位の免許を取得したのち下位の免許を取得するためには、一度上位の免許を失効させる必要があり、時間的、金銭的問題や運転できない期間が生じることなどによる生活への支障から、わざわざ下位の免許を運転免許証に表示させる為だけにそのような労力をかけることは、多くの社会人にとって現実的ではない。フルビットを目指すのであれば、運転免許の上位と下位の関係について、あらかじめ把握する必要がある。(具体的な上下関係については後述。)
- 1 フルビットとは
- 2 フルビットの概要
- 3 解説
- 4 ビット形式を採用している他の免許
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