フィギュエロア裁判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/04 05:23 UTC 版)
党の刷新を図ったものの、支持基盤や財源が極端に弱体化したため、今や党存続すら危うい。選挙法改正により連邦議会議員選挙で50名の公認候補を擁立出来ない政党は、自動的に政党要件が失われ、資産が差し押さえられることになったためである。1993年の総選挙では50名の候補を擁立する状況に無く(8名の候補しか擁立出来ず)、資産が差し押さえられてしまった。 これについては13年間の永きにわたり裁判闘争が繰り広げられるが、緑の党などミニ政党の支援を受けるなど、世論の幅広い支持を得ている。裁判の結果、選挙法から連邦議会議員選挙で50名の公認候補を擁立出来ない政党は、資産が差し押さえられるとの条文が削除(2000年)。こうした勝利は政治的信条にかかわらず、他のミニ政党の多くからも、民主的に選択する権利にとっての勝利と受け止められた。
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