ビルドプロセス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 21:06 UTC 版)
CMakeのビルドプロセスは2段階からなる。まず、CMake用の設定ファイルから通常のビルド環境用のビルドファイルを生成する。次に、プラットフォームネイティブのビルドツールがそれを利用して実際のビルドを行う。 各プロジェクトは、ディレクトリ毎にビルドプロセスを制御するためのファイルCMakeLists.txtを持つ。同ファイルには一つ以上のコマンドが、COMMAND (args...)の形式で記述される。ここでCOMMANDはコマンドを表す名前で、argsは空白で区切られた引数のリストが記述される。CMakeには静的/動的ライブラリや実行ファイルをコンパイルするための様々な組み込みルールが豊富に用意されているが、ユーザーがルールを追加するための仕組みも提供されている。ビルドに関する依存関係の一部は自動的に解決される。高度な使い方としては、特殊なコンパイラやOSに対応するためのmakefile生成器を組み込むことが可能である。
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