パンジシール州の抵抗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 07:15 UTC 版)
「2021年ターリバーン攻勢」の記事における「パンジシール州の抵抗」の解説
故アフマド・シャー・マスード将軍の地盤であるパンジシール渓谷を擁するパンジシール州のみはタリバン勢力の侵入を寄せ付けず、唯一抵抗を続けている。第一副大統領(英語版)のアムルッラー・サーレハ(英語版)はこのパンジシール州に逃れ、「憲法の規定上、大統領の権限は私が引き継いだ」として暫定大統領を名乗り、マスード将軍の息子アフマド・マスードと共に抵抗勢力・民族レジスタンス戦線を組織し、徹底抗戦の構えを見せた。9月3日にターリバーン関係者がパンジシール州の制圧を完了し、アフガニスタン全土を支配下に置いたと主張したが、一方で民族レジスタンス戦線はこれを否定。9月6日、ターリバーンは記者会見でパンジシール渓谷を完全に制圧しアフガニスタン全土を支配下に置いたと宣言し、同時にマスードとサーレハがタジキスタンに逃亡したとも発表した。 詳細は「民族レジスタンス戦線」を参照
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