バワー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:23 UTC 版)
雄は繁殖期が近づくと、直径1–3mほどの区域から落ち葉や枯れ枝などを除いて、ニワシドリの名の由来となった「コート (court、庭)」にし、さらにその中に大きな小屋型の構造物「バワー (bower、あずまや)」を作る。なおこれは巣ではなく、巣はこれとは別に雌が単独で作る。 バワーにはさまざまな種類があるが、大きく「メイポール (maypole)」(「スピア (spire)」を含む)と「アベニュー (avenue)」とに分かれる。ニワシドリ科は伝統的に、メイポールビルダー、アベニュービルダー、バワーを作らないものの3つに分けられてきた。 属によるバワーの違いKusmierski (1997)から要約大きな分類和名学名バワーコートなし ネコドリ属 Ailuroedus なし なし ハバシニワシドリ属 Scenopoeetes なし 掃き清めたのみ パプアニワシドリ属 Archboldia なしか蘭の枝 シダと枝 メイポール カンムリニワシドリ属 Amblyornis メイポール コケ オウゴンニワシドリ属 Prionodura 2本のスピア なし アベニュー フウチョウモドキ属 Sericulus 簡単なアベニュー なし アオアズマヤドリ属 Ptilonorhynchus 簡単なアベニュー 藁 マダラニワシドリ属 Chlamydera 複雑なアベニュー 2つのコート
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