バック・オウエンズ&バッカーズによる演奏
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「アクト・ナチュラリー」の記事における「バック・オウエンズ&バッカーズによる演奏」の解説
1963年に入り、ラッセルはヴォーニ・モリソンと共に作曲をするようになっていた。当時モリソンは、カリフォルニア州ベーカーズフィールドを拠点とする歌手、バック・オウエンズ(英語版)と仕事をしていた。ラッセルはモリソンのために「アクト・ナチュラリー」を演奏。演奏を聴いたモリソンは、オウエンズに合う曲と判断し、ラッセルに「彼に録音してもらおう」と提案した。この時点で誰もレコーディングを行なっていないことや、ラッセルがモリソンと作詞作曲のクレジットを共有する契約をしていたことから、作詞作曲者のクレジットにモリソンの名が加えられた。 オウエンズは当初、「アクト・ナチュラリー」を気に入っていなかった。しかし、バッカーズ(英語版)のメンバーであるドン・リッチが、ラッセルのデモ音源を気に入り、次第にオウエンズも気に入るようになった。ある夜、オウエンズはラッセルに電話で「『アクト・ナチュラリー』のレコーディングをしてもいいかな」と尋ね、オウエンズから承諾を得た。このことについてラッセルは、「後になってわかったことだけど、彼はその日のうちにすでにレコーディングをしていて、出版権が欲しかったらしい。私はこの曲を録音してもらうために、喜んで彼に権利を渡したよ」と語っている。 オウエンズは、1963年2月12日にハリウッドにあるキャピトル・スタジオ(英語版)で「アクト・ナチュラリー」のレコーディングを行ない、3月11日にシングル盤として発売した。本作は、1963年4月13日付の『ビルボード』誌のカントリー・シングル・チャートにチャートインし、6月15日付の同チャートで第1位を獲得した。
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