ハシーシュ食らいの判決
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:08 UTC 版)
「千夜一夜物語のあらすじ」の記事における「ハシーシュ食らいの判決」の解説
昔、子牛と子馬をめぐる裁判があり、一方は「牝牛の子は子牛で、牝馬の子は子馬で、子牛を取った牝馬の主は子牛を牝牛の主に返せ」と訴え、もう一方は「牝牛の子は子馬で、牝馬の子は子牛で、牝馬の主は子牛を牝牛の主に返す必要はない」と訴えた。牝馬が子牛を生むのかという問いに対し、牝馬の主は、アラーは全能だと答えた。 総理大臣になったハシーシュ好きの漁師は、牝馬の主に対し、ハツカネズミの上に、大きな小麦粉の袋を乗せるように言った。牝馬の主が無理だと言うと、総理大臣は、アラーは全能であり、無理だとは不信仰であるとして、牝馬の主を敗訴させ、子牛と牝馬と子馬を全て牝牛の主に与えた。
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