ノースフィールド・ガス田
読み方: のーすふぃーるど がすでん
【英】: north field gas field
【英】: north field gas field
カタール(カタール半島)北部沖合のアラビア湾(ペルシャ湾)陸棚に位置する、世界屈指の大ガス田。 1971 年にシェル社によって発見された。マーケットの問題から長年手つかずのままだったが、1988 年に開発が始まり、国内需要(工業育成およびドハン油田油層へのガス圧入)ならびに液化天然ガス輸出用として生産が行われている。カタール半島北端のラスラファンには、液化天然ガス・プラントがあり、1997 年に日本向け LNG(液化天然ガス)輸出が開始された。ノースドーム・ガス田ともいう。 地質区としては、アラビア卓状地に属し、集ガス形態はドーム構造、集ガス面積は約 1,800km2。ガス層は二畳紀のドロマイト(クフ層)で、深さは約 2,500m 。究極可採埋蔵量は 900 兆立方フィートと見積もられている。 2003 年のガス生産量は、LNG(液化天然ガス)として 1,400 万トンであり、今後 LNG の大幅な増産ならびにパイプラインによるガス輸出が行われる。 主文献『国営カタール石油公社(QP)』(2005) (齊藤 隆、2006 年 8 月) |
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