TRONプロジェクト
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TRONプロジェクト(トロンプロジェクト)は、坂村健による、リアルタイムオペレーティングシステム(RTOS) 仕様の策定を中心としたコンピュータ・アーキテクチャ構築プロジェクトである。1984年6月開始[1][注釈 1]。
注釈
- ^ 「6月」というのが具体的に何をした時なのかはよくわからない。サーベイ等はもっと前から行っており、前月の5月に研究集会での発表も行っている。
- ^ 先頭のアルファベットを並べると「IBM」ではないか、という冗談があった。後にCTRONが加わり「ICBM」と、より物騒になった、というオチが付く。
- ^ ジョイコンに搭載されたNFCチップの制御用に使われている。なお、Switchの設定画面の「知的財産の表記」の項目にFreeBSDのライセンス表記があることから、本体のOSはFreeBSDベースだと考えられる。
- ^ 2015年4月1日に「T-Engineフォーラム」から「トロンフォーラム」に名称変更。さらに以前は社団法人トロン協会が中心となっていたが、2010年1月15日付けで解散し、2000年頃から併存していたT-Engineフォーラムに吸収された。
出典
- ^ 坂村健 1987c, p. 2.
- ^ The Objectives of the TRON Project doi:10.1007/978-4-431-68069-7_1
- ^ 坂村健「TRONの目指すもの」、『TRONプロジェクト'87-'88』pp. 3~19
- ^ 『μITRON3.0 仕様 Ver. 3.02.02』p.5、監修 坂村健、編集/発行 社団法人トロン協会、1997年
- ^ 『μITRON4.0仕様 Ver. 4.02.00』p.7、(社)トロン協会ITRON仕様検討グループ、2004年
- ^ 『μITRON4.0仕様書 Ver. 4.03.03 』p.1、T-Engineフォーラム、2010年
- ^ “リアルタイムOS・ツール・ミドルウェア ユーザ事例”. イーソル株式会社. 2019年8月30日閲覧。
- ^ 『μITRON4.0仕様書 Ver. 4.03.03 』p.7、T-Engineフォーラム、2010年
- ^ 『IoTとは何か 技術革新から社会革新へ』坂村健、KADOKAWA、2016年
- ^ “IoTは本物か?:坂村健×SEC所長松本隆明(後編) (2/3)”. MONOist(モノイスト). 2020年5月21日閲覧。
- ^ “T-Licenseの考え方”. トロンフォーラム (2004年10月5日). 2019年8月30日閲覧。
- ^ “T-License 2.0 FAQ”. トロンフォーラム (2011年). 2019年8月30日閲覧。
- ^ “別にマイクロソフトと喧嘩していたわけではない──坂村健所長 (1/2)”. ASCII.jp. 2020年5月21日閲覧。
- ^ “μT-Kernel 2.0がベースのIEEE 2050-2018がIEEE標準として正式に成立”. www.tron.org. トロンフォーラム (2018年9月11日). 2019年2月25日閲覧。
- ^ “TRONプロジェクトがIEEEマイルストーンに認定”. MONOist. 2023年6月29日閲覧。
- ^ [1]
- ^ TRON PROJECT 30th Anniversary
- ^ ITRON(API)からT-Engine(インフラ)へ (2/4) - MONOist(モノイスト)
- ^ ITRON標準ハンドブック 1990, p. 18.
- ^ ITRON標準ハンドブック 1990, p. 36.
- ^ ITRON標準ハンドブック 1990, p. 37.
- ^ ITRON標準ハンドブック 1990, p. 38.
- ^ 『ITRON4.0仕様書』Ver. 4.03.03、p.i
- ^ 坂村健、「TRONプロジェクトの意義と現状」『精密工学会誌』 1987年 53巻 10号 p.1546-1549, doi:10.2493/jjspe.53.1546, 精密工学会
- ^ TRON PROJECT 30th Anniversary TRON Forum
- ^ TRONプロジェクト
- ^ 倉田啓一『TRONプロジェクトの標準化における成功・失敗要因』(知識科学研究科 修士論文)北陸先端科学技術大学院大学、2002年。hdl:10119/355 。
- ^ 革新的だった国産OS「TRON」の普及を妨げた通産省とマスメディアの横槍。健全な業界発展を阻害したのは誰か?【連載】サム古川のインターネットの歴史教科書(4) FINDERS
- ^ 『SEAMAIL Newsletter from Software Engineers Association Vol.8, No.4』、p.38、ソフトウェア技術者協会、1993年8月
- ^ 美崎薫『超漢字超解説』、工作舎、2000年
- ^ パーソナルメディア 「超漢字4」パソコン、2日間で完売 後継機も販売開始 - 週刊BCN+
- ^ 『マイクロスクリプト入門』、PMC研究所、1998年、p.7
- ^ TRON-GUI仕様の概要
- ^ TRON PROJECT 30th Anniversary
- ^ ケータイ用語 第100回:JBlend とは - ケータイWatch
- ^ 有価証券報告書 株式会社アプリックス
- ^ FOMA端末ソフトウェアプラットフォーム“MOAP”の開発 NTT DoCoMoテクニカル・ジャーナル Vol. 13 No.1、2004年、NTT DoCoMo
- ^ アプリックス、携帯電話Linuxプラットフォーム「MOAP(L)」をライセンス、統合ソリューションを提供 OSDN Magazine
- ^ TRON Project/CHIPサブプロジェクト 東京大学デジタルミュージアム
- ^ TRONプロジェクト30周年特別対談
- ^ 『日立評論』1987年7月、p.614
- ^ 「日立評論VOL.72No.12」p.38、1990年12月
- ^ 『日立評論』1988年12月号、p.102
- ^ 『日立評論』1990年1月号、p.96
- ^ 『日立評論』1992年1月号p.45
- ^ 『日立評論』1994年1月号、p.40
- ^ 坂村健「TRONプロジェクトの15年:TRON仕様チップ」『情報処理』第40巻第3号、1999年3月、NAID 170000056962。
- ^ 牧本資料室第2展示室「マイコン事業の回想(アーキテクチャ独立戦争の記録)」第9章マイコン独立戦争
- ^ SHマイコンの開発と事業化 (PDF) 半導体産業人協会会報、No.81(2013年10月)
- ^ SuperHTM 開発ストーリ - ルネサステクノロジ
- ^ 『新版トロンヒューマンインタフェース標準ハンドブック』、社団法人トロン協会トロン電子機器HMI研究会編、1996年、はじめに(p. XIV)
- ^ トロンヒューマンインタフェース標準ハンドブック - パーソナルメディア書籍サイト
- ^ 『新版トロンヒューマンインタフェース標準ハンドブック』、p.XV
- ^ TRON Project/ トロンプロジェクトとは 坂村健
- ^ 【電子産業史】1988年:TRON(2ページ目) 日経クロステック(xTECH)
- ^ a b c “μT-Kernel 2.0がベースのIEEE 2050-2018がIEEE標準として正式に成立”. www.tron.org. トロンフォーラム (2018年9月11日). 2019年2月25日閲覧。
- ^ μT-Kernel 3.0の仕様書とソースコードを一般公開 - トロンフォーラム
- ^ 『TRON DESIGN』p. 4
- ^ 『TRONWARE』Vol. 36 p. 7
- ^ 坂村健 1987c, p. 171.
- ^ 坂村健 1987a, p. 290.
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