ディフ・クイック染色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/29 12:58 UTC 版)
ディフ・クイック染色(Diff-Quik stain™)は染色法のひとつで、血球形態検査に汎用されるメイ・ギムザ染色の迅速簡易法である。全染色工程が1分前後と迅速性に秀でているため穿刺吸引細胞診や術中捺印細胞診の際に威力を発揮する。パパニコロウ染色が湿式固定(95%エタノールに浸漬)であるのに対して、ディフ・クイック染色はスメア標本を風乾してから染色直前に短時間固定する点が根本的に異なる。したがって患者から検体を採取する段階で、ディフ・クイック染色とパパニコロウ染色に用いるスライドグラスをそれぞれ用意する必要がある。
- 1 ディフ・クイック染色とは
- 2 ディフ・クイック染色の概要
- 3 関連項目
ディフクイック染色と同じ種類の言葉
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