ティウディミール
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ティウディミール(ラテン語: Theodemir、生年不詳 - 474年頃)は5世紀のゴート人の指導者の一人。同時代に東ローマ帝国で活躍したゴート人の指導者ウァラメールやウィデメールらとともに「兄弟王」と呼ばれたが、三者の間に直接的な血縁があったかは不明である。子にテオドリックとティウディムントがいる。
- ^ レオ1世はアスパルによって擁立された皇帝で当初はアスパルの傀儡にすぎなかったが、460年代にはアスパルからの独立を試みるようになっていた。アスパルは少なくとも妻の2人をゴート人から迎えており、東ローマ帝国の軍隊で重要な地位を占めていたゴート人らとは強い結びつきがあった。そのためアスパルと確執のあったレオ1世はゴート人を潜在的な脅威とみなしており、この戦いの要因の一つにもアスパルの力を削ぐためにゴート人を排除しようとしたレオ1世の暗躍があったものと考えられる。
- ^ a b c 尚樹1999、p.125。
- ^ 岡地1995、p.82。
- ^ 岡地1995、p.83。
- ^ 尚樹1999、p.126。
- ^ 岡地1995、p.79。
- 1 ティウディミールとは
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