スペイン王家の断絶直前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 03:50 UTC 版)
「スペイン継承戦争」の記事における「スペイン王家の断絶直前」の解説
スペイン・ハプスブルク家最後の王カルロス2世は、先天的に虚弱かつ心身に異常が見られ、後継者を望めそうになかった。したがって、近い将来のスペイン王家の断絶は、カルロス2世の生存中から確実視されていた。 スペイン王家とは同族であり、フェリペ3世の娘でアンヌの妹マリア・アンナ(マリア・アナ)の子であるオーストリア・ハプスブルク家の神聖ローマ皇帝レオポルト1世が候補になったが、スペインとオーストリアの合邦を招くため、忌避された。 次いで有力だったのが、ブルボン家のフランス王ルイ14世だった。彼はフェリペ3世の娘アンヌの子であり、王妃はカルロス2世の異母姉マリア・テレサだったが、母后も王妃もスペインの王位継承権を放棄しており、レオポルド同様、最適任ではなかった。 第3の有力者は、カルロス2世の同母姉マルガリータ・テレサの孫ホセ・フェルナンドだった。
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