スイス・フランの紙幣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 16:14 UTC 版)
スイスでは、連邦成立後も各カントンの公立銀行で発行された紙幣が流通していたが、これを1907年に創立したスイス国立銀行で一括して発行管理することになり、この年に第1次紙幣を製造、発行した。以後100年の間に9つのシリーズの紙幣が製造されたが、現在流通している紙幣は第8次型および第9次型である。このうち、第4次と第7次の紙幣は、流通紙幣の予備在庫確保という名目で保管され、発行されることはなかった。第5次までの高額紙幣は非常に大型であり(第5次紙幣の1000フランは横228mm、縦125mm)ほぼA5サイズに近い大型紙幣であったが、現在でも、高額になるほど大きさが大きくなり、また、50フラン以上の紙幣では昔から額面により印刷色が決まっている(50: 緑、100: 青、200・500: 茶、1000: 紫)ので一目で見分けがつく。なおスイスの紙幣には、公用語であるドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4言語(第5次紙幣まではロマンシュ語を除く3言語)で額面などの標記がされていることは、よく知られている。
- ^ a b [1](英語) スイス国立銀行(2021年1月22日時点)
- ^ “新1万円札は使われるのか”. ARC WATCHING 2019年6月号. 2020年11月4日閲覧。
- ^ “First banknote series, 1907” (ドイツ語・フランス語・英語). スイス国立銀行. 2008年8月31日閲覧。
- ^ “Second banknote series, 1911” (ドイツ語・フランス語・英語). スイス国立銀行. 2008年8月31日閲覧。
- ^ “Third banknote series, 1918” (ドイツ語・フランス語・英語). スイス国立銀行. 2008年8月31日閲覧。
- ^ “Fourth banknote series, 1938” (ドイツ語・フランス語・英語). スイス国立銀行. 2008年8月31日閲覧。
- ^ “Fifth banknote series, 1956” (ドイツ語・フランス語・英語). スイス国立銀行. 2008年8月31日閲覧。
- ^ “Sixth banknote series, 1976” (ドイツ語・フランス語・英語). スイス国立銀行. 2008年8月31日閲覧。
- ^ “Seventh banknote series, 1984” (ドイツ語・フランス語・英語). スイス国立銀行. 2008年8月31日閲覧。
- ^ “Eighth banknote series, 1995” (ドイツ語・フランス語・英語). スイス国立銀行. 2008年8月31日閲覧。
- ^ スイス銀行ウェブサイトより
- ^ Competition results(Archive.org)(英語) スイス国立銀行(2013年3月4日時点)
- ^ Rejected 'horrible' designs and Paper woes delay Swiss Notes Coin World (2015年8月27日) 2016年11月3日閲覧
- ^ Lunch over IP: Swiss Design Nonsense LunchoverIP (2005年12月10日)2016年11月3日閲覧
- ^ Check if your note is genuine(英語、独仏伊語で閲覧可能)スイス国立銀行 2016年10月18日閲覧
- ^ The design of the new banknotes at a glance(英語、独仏伊語で閲覧可能)スイス国立銀行 2016年10月18日閲覧
- ^ スイス中銀 新50フラン札発表 swissinfo.ch 2016/04/08 13:30
- ^ The design of the new banknotes at a glance スイス国立銀行 2017年10月6日閲覧
- ^ New 200-franc note to enter circulation in August 2018 スイス国立銀行 (2018年3月19日)
- ^ The secrets of the new 200 Swiss franc note Le News (2018年8月23日)
Weblioに収録されているすべての辞書からスイス・フランの紙幣を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からスイス・フランの紙幣 を検索
- スイス・フランの紙幣のページへのリンク