バックラッシュ (社会学)とは? わかりやすく解説

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バックラッシュ (社会学)

(ジェンダーバックラッシュ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 23:17 UTC 版)

バックラッシュ: backlash)とは、ある流れに対する反動揺り戻しである[1]。政治的又は思想的反発、反感の意味でも用いられる[2]。人種平等、LGBTの権利、社会福祉などの人権活動に対する反動についても用いられるが、特に男女平等男女共同参画、ジェンダー運動などに反対する運動・勢力に用いられる[1][3][4][5][6][7][8]。これはジェンダーフリーに対してジェンダー・バックラッシュともいう[9]


  1. ^ a b 『大辞林』 三省堂。
  2. ^ バックラッシュとは - コトバンク
  3. ^ a b 三井マリ子浅倉むつ子 編『バックラッシュの生贄』、旬報社、2012年
  4. ^ a b c 山口智美; 斉藤正美; 荻上チキ (2012). 社会運動の戸惑い フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動. 勁草書房.
  5. ^ Laurie A. Rudman and Peter Glick, "The Social Psychology of Gender: How Power and Intimacy Shape Gender Relations", 2012.
  6. ^ 細谷実「男女共同参画に対する最近のバックラッシュについて」、We learn 2003年8月号
  7. ^ Laurie A. Rudman and Peter Glick, "Prescriptive Gender Stereotypes and Backlash Toward Agentic Women", J. Social Issues, 57(4), 2001, pp.743-762, doi:10.1111/0022-4537.00239.
  8. ^ a b 鈴木彩加、「主婦たちのジェンダーフリー・バックラッシュ」『ソシオロジ』 56巻 1号 2011年 p.21-37,95, 社会学研究会, doi:10.14959/soshioroji.56.1_21
  9. ^ a b c d 若桑みどり 編『「ジェンダー」の危機を超える!』2006年、84頁。 
  10. ^ 若桑みどり 編『「ジェンダー」の危機を超える!』2006年、86頁。 
  11. ^ a b 上野千鶴子宮台真司斉藤環小谷真理鈴木謙介後藤和智山本貴光吉川浩満澁谷知美・ジェーン・マーティン・バーバラ・ヒューストン・山口智美・小山エミ・瀬口典子・長谷川美子荻上チキ『バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?』双風舎、2006年、265-267頁。ISBN 4902465094 
  12. ^ 『Q&A 男女共同参画/ジェンダーフリー・バッシング―バックラッシュへの徹底反論』明石書店
  13. ^ 『新・国民の油断』PHP研究所
  14. ^ 上野千鶴子「バックラッシュ!: なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?」、双風舎、2006年。
  15. ^ 雇い止め、150万円賠償命令 大阪高裁、豊中市などに”. 日本経済新聞 (2010年3月31日). 2016年7月31日閲覧。
  16. ^ 三井マリ子 (2012). 浅倉むつ子; 三井マリ子. ed. バックラッシュの生贄 フェミニスト館長解雇事件. 旬報社.
  17. ^ [「婚活パーティーで「海ゆかば」、家庭守るためDVも我慢? 増加する“右派女性”のホンネは」 https://dot.asahi.com/articles/-/123724]、AERA 2017年5月1-8日合併号
  18. ^ 『フェミニズム理論辞典』明石書店


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