シュナの旅とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 漫画 > 漫画作品 > 漫画作品 し > シュナの旅の意味・解説 

シュナの旅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/13 03:15 UTC 版)

シュナの旅』(シュナのたび)は、宮崎駿徳間書店アニメージュ文庫から出したファンタジー絵物語である。全ページカラー作品、1983年6月初版。2022年に北米で出版された英訳版のタイトルは『Shuna's Journey』[1][2]。2023年にイタリアで出版されたイタリア語翻訳版のタイトルは『Il Viaggio di Shuna』。


注釈

  1. ^ 『シュナの旅』に出るこの呼称は、一般名詞であるが、『もののけ姫』においては主人公の乗る「アカシシ」を指した固有名詞である。
  2. ^ なおこの動物が『天空の城ラピュタ』に登場する際、実在の動物だと誤解した色指定の保田道世が演出助手にこの生き物の取材を要望したが、当然どんな文献にも載っておらず、困り果てた助手が宮崎に相談してようやく真相を知ったというこぼれ話がある。

出典

  1. ^ a b Alex Dudok de Wit [@dudeydok] (2022年2月22日). "「Some personal news」「I'm translating SHUNA'S JOURNEY, a 1983 graphic novel by Hayao Miyazaki, into English.」". X(旧Twitter)より2022年3月1日閲覧
  2. ^ a b c Linda Codega、翻訳:岩田リョウコ (2022年3月1日). “宮崎駿のオリジナル絵物語が40年の時を経て英訳される”. ギズモード・ジャパン. 株式会社メディアジーン. 2022年3月1日閲覧。
  3. ^ 犬になった王子 チベットの民話”. 岩波書店 (2013年11月15日). 2020年10月29日閲覧。
  4. ^ 後藤 仁 [@JINGOTO] (2022年10月24日). "拙作絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)の民話を元に描かれた宮崎駿さんの『シュナの旅』英語版『Shuna's Journey』がいよいよ出版されるそう❣…". X(旧Twitter)より2022年11月26日閲覧
  5. ^ 第四十九回 竜と少年とシュナ”. 映画『ゲド戦記』監督日誌 (2006年3月8日). 2024年2月13日閲覧。
  6. ^ インタビュー 映画「ゲド戦記」監督 宮崎吾朗さん”. e-hon. 2024年2月13日閲覧。
  7. ^ NEW YORK (AP) (2022年2月22日). “Graphic novel by Miyazaki to be issued in the US”. AP通信. https://apnews.com/article/academy-awards-entertainment-arts-and-entertainment-united-states-hayao-miyazaki-7fecae003ad38eeeccf30e01ba503f88 2022年3月1日閲覧。 
  8. ^ スタジオジブリ STUDIO GHIBLI [@JP_GHIBLI] (2022年2月23日). "「宮﨑さんの『シュナの旅』の英語版が、11/1に北米で発売されることになりました」". 2022年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。X(旧Twitter)より2022年3月1日閲覧
  9. ^ スタジオジブリ STUDIO GHIBLI [@JP_GHIBLI] (2022年10月24日). "これまで文庫サイズだった、宮﨑さんの「シュナの旅」の英語版が、大きな判型とこだわりの印刷で出版されました。". X(旧Twitter)より2022年11月13日閲覧 [リンク切れ]
  10. ^ Alex Dudok de Wit [@dudeydok] (2022年9月14日). "The artwork, rescanned from Miyazaki's originals, looks 💥 on the matte paper and the book is bigger than the Japanese original". X(旧Twitter)より2022年11月13日閲覧
  11. ^ 宮崎 駿監督のオリジナル絵物語『シュナの旅』、英語版の発売発表を受けて重版決定、ついに90万部突破!』(プレスリリース)株式会社徳間書店、2022年2月25日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000411.000016935.html2022年3月7日閲覧 
  12. ^ Hayao Miyazaki's Shuna's Journey Wins Eisner Award” (英語). Anime News Network (2023年7月22日). 2024年2月13日閲覧。
  13. ^ 解説:濱田高志 (2015年9月). “NHK番組発掘プロジェクト通信 2015年9月の特集 FM「今日は一日ラジオドラマ三昧」番組ガイド”. NHKアーカイブス. 日本放送協会. 2022年11月14日閲覧。
  14. ^ 「Q and A ANIME」『アニメージュ』1988年4月号。
  15. ^ 鈴木清人 沢口真生 若林政人「FMサラウンドドラマ「シュナの旅」制作記」『放送技術』1987年9月号、兼六館出版。
  16. ^ 9月23日のNHK FMで、ラジオドラマ「シュナの旅」が放送されます”. STUDIO GHIBLI(最新情報) (2015年9月18日). 2022年3月2日閲覧。
  17. ^ 宮崎駿原作のラジオドラマ「シュナの旅」、NHK FMで9月23日に放送決定”. ねとらぼ エンタ. ITmedia (2015年9月18日). 2022年3月2日閲覧。
  18. ^ 『風の谷のナウシカ』第7巻p.134
  19. ^ 天空の城ラピュタ スタジオジブリ絵コンテ全集2(徳間書店)515頁 但し「ミノのハシ」と表記される。
  20. ^ 『もののけ姫 スタジオジブリ絵コンテ全集11』(徳間書店)417頁 ヒネネズミ ナメムジナらと共に、シシ神の森に住んでいるという設定


「シュナの旅」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シュナの旅」の関連用語










10
アーシュラ・K・ル=グウィン「アーシュラ・K・ル=グウィン」および「ゲド戦記」も参照ファンタジーの要素が含まれた作品を作る上で『指輪物語』を厳しく批判する一方、アーシュラ・K・ル=グウィンの『ゲド戦記』からの影響をしばしば公言し、「シュナの旅」などの作品に現れている。1976年に翻訳版が出た直後から読み始めて以降、片時も手放さず、何時でも読める様に寝るときも枕元に『ゲド戦記』を置いていたという。後年にル=グウィンと面会した時には自分が今まで作ってきた作品には全て『ゲド戦記』から影響された部分があると語っている。サン=テグジュペリ「アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ」も参照フランスの作家、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの愛読者であり、とくに『人間の土地』を何度も読んでいる。様々な著名人が思い入れのある土地を旅するNHKの番組『世界・わが心の旅』の企画で宮崎は、サン=テグジュペリの時代の飛行機で航空郵便のパリからトゥールーズ、さらにスペイン経由でサン=テグジュペリが所長を務めたカップ・ジュピー飛行場跡まで訪れており、この中で「サン=テグジュペリに一番影響を受けている」と発言している。サン=テグジュペリが当時危険だった郵便機乗りとしての経験を通じ作品の中で「生命より尊いものがある」と断言したことなどに共感をしめしている。その時に描かれた絵がのちに新潮文庫の「夜間飛行」「人間の土地」の表紙に使用されているほか「人間の土地」の解説を書いている。中尾佐助「中尾佐助」および「照葉樹林文化論」も参照網野善彦「網野善彦」も参照『もののけ姫』には、従来の日本の中世史ではあまり語られてこなかった、たたら製鉄技術者集団、馬子運送業者、ハンセン病患者が登場し、女性が産業を担い発言権を持っている描写や、「天朝さまとはなんぞや。」と話す女性を登場させるなど、網野善彦の中世史観の影響が強く窺える。この作品については、網野自身も自著において「ずいぶん勉強した上でつくられている」と高く評価する。レフ・アタマーノフ
14% |||||

シュナの旅のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シュナの旅のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシュナの旅 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS