ゴジラ・メガムリオンとは? わかりやすく解説

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ゴジラ・メガムリオン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/16 02:43 UTC 版)

座標: 北緯16度30分0秒 東経139度25分0秒 / 北緯16.50000度 東経139.41667度 / 16.50000; 139.41667


注釈

  1. ^ 自然物にゴジラの名前が付けられたのは、2018年アメリカ航空宇宙局(NASA)などによって銀河UGC 2885に「ゴジラ銀河(Godzilla galaxy)」の愛称が付けられた事例に次いで2番目である[2][4]
  2. ^ ムリオンまたはマリオンは、本来は「方立」およびその意匠を意味する建築用語で、窓を縦方向に支える構造物のことである[5]。この名を冠した建物としては「有楽町マリオン」が知られる[6]
  3. ^ 「メガムリオン地形」(「畝つき亀の甲」地形)は、張力場のもとで、低角の(水平に近い)正断層が大規模に発達することによって、通常は地表に現れない、断層下側の地殻の深部やマントルの一部がむき出しになったのではないか、とする仮説が有力である[6]
  4. ^ パレスベラ海盆は、四国海盆とともに約3000万 - 1500万年前に形成された背弧海盆。両者の形成により、伊豆・小笠原・マリアナ島弧九州・パラオ海嶺が分断された [8]。パレスベラ海盆の中央部には長辺35キロメートル以下の普通サイズのムリオンが他にも見つかっている[7]
  5. ^ 「小坂海山群」「ゴジラメガムリオン地形区」「長岡海嶺」など日本提案の地名と、長岡海嶺の「トモダチ海山」や「友情=フレンドシップ海嶺」など日米共同提案の地名の計18件が同時に承認された。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 日本提案の海底地形名が国際会議で承認”. 日本政府 海上保安庁. 2022年1月16日閲覧。
  2. ^ a b c d e “「ゴジラ」星座の次は海底地形の名称に、地球最大の“ゴジラメガムリオン地形区””. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年1月6日). https://natalie.mu/eiga/news/460616 2022年1月14日閲覧。 
  3. ^ a b c d e 小原泰彦ほか (2013年3月14日). “ゴジラメガムリオンにおける高密度サンプリングが明らかにしたこと:背弧海盆の発達史に関する試論”. 海洋研究開発機構. 2022年1月7日閲覧。
  4. ^ Jenner, Lynn (2020年1月2日). “NASA's Hubble Surveys Gigantic Galaxy”. NASA. 2022年1月7日閲覧。
  5. ^ a b マリオン/建築用語”. 建築情報.net. 2014年1月13日閲覧。
  6. ^ a b c パレスベラ海盆の非マグマ的拡大”. 東京大学大気海洋研究所 横山祐典研究室. 2014年1月13日閲覧。
  7. ^ a b c d e 「しんかい 6500」 潜航記 (PDF) - 自然科学のとびら Vol.15, No.3 Sept., 2009 通巻58号(神奈川県立生命の星・地球博物館 広報誌)
  8. ^ 「用語解説」2013年8月”. 日本政府 地震調査研究推進本部. 2022年1月7日閲覧。
  9. ^ a b c 「マントル「のぞき窓」沖ノ鳥島沖に 命名「ゴジラ」 地球内部 解明に期待」『読売新聞』読売新聞(読売新聞)、東京、2014年1月11日、夕刊14頁。2022年1月16日閲覧。
  10. ^ Melt stagnation in peridotites from the Godzilla Megamullion Oceanic Core Complex, Parece Vela Basin, Philippine Sea”. Lithos Volumes 182–183, December 2013, Pages 1–10 (2013年12月). 2014年1月13日閲覧。
  11. ^ “国際的に認められた海底の“ゴジラ” 海底地形名14件を追加承認”. オリコンニュース. (2023年2月14日). https://www.oricon.co.jp/news/2267839/full/ 2023年2月15日閲覧。 


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