コースセイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 19:53 UTC 版)
コースセイル(course sail)とは、帆船において各マストの一番下に設置された帆である。大抵は各マストにおいて最も大きい。 名称はマストの名前がそのまま用いられ、メインマストの場合は「メインセイル(mainsail)」、フォアマストの場合は「フォアセイル(foresail)」、ミズンマストの場合は「ミズンセイル(mizzensail)」と呼ばれる。その中でもメインセイルは1隻の帆船の中でも最も大きい帆であり、帆走において最も重要な帆である。 「コースセイル」という名称 通常は横帆を持つ帆船において用いられる言葉である。縦帆の帆船でもトップセイルを備えるようなガフセイルを持つ帆船でもコースセイルと呼ぶ場合があるが、ラテンセイルやバミューダ帆装の場合はコースセイルとは呼ばない。 「メインセイル」という名称 横帆やガフセイルに限定されず、バミューダ帆装など縦帆の帆船においても広く用いられる。前述したが、共通して通常メインマストに張られた最も大きい帆を指す。ヨットなど1本マストの小型帆船ではスピンネーカーの方が大きい場合があるが、「メインセイル」という呼称は操作しないエクストラセイルには用いないため、マスト後方の縦帆を指す。
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