コンピュータエンターテインメントレーティング機構とは? わかりやすく解説

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コンピュータエンターテインメントレーティング機構

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/17 17:18 UTC 版)

特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構(コンピュータエンターテインメントレーティングきこう、: Computer Entertainment Rating Organization)は、家庭用ゲームソフトおよび一部のパソコンゲームを対象とする表現の倫理規定の策定及び審査を行う、2002年6月に設立された日本特定非営利活動法人。略称はCERO(セロ)。2003年12月には東京都より特定非営利活動法人として認証された[1]


注釈

  1. ^ ゲームアーカイブスで配信されるソフトも含む。
  2. ^ Nintendo Switchのダウンロードソフト(パッケージの販売がないソフト)の一部では、国際年齢評価連合(IARC)のレイティングを採用している。
  3. ^ バーチャルコンソールで配信されるソフトも含む。
  4. ^ Xbox Live インディーゲームは対象外となっている。
  5. ^ Xbox One、Xbox Series X/Sのダウンロードソフト(パッケージの販売がないソフト)の一部では、国際年齢評価連合(IARC)のレイティングを採用している。
  6. ^ WindowsmacOSなどの非アダルトゲームを含む。
  7. ^ Microsoft Storeのダウンロードソフト(パッケージの販売がないソフト)の一部では、国際年齢評価連合(IARC)のレイティングを採用している。
  8. ^ AndroidiPhoneiOS)、Windows Phoneなど。2011年から審査の対象に追加している。
  9. ^ ただし、『マッドワールド』は後にスパイクが海外版の発売元であるセガに発売を提案、スパイクが日本版の発売を担当する形で日本国内でも発売された。
  10. ^ 任天堂はパソコン上でもニンテンドーeショップを利用可能になって以降これまでに発売されたものも含む3DS、Wii Uソフト。ソニーおよびマイクロソフトは公式サイトにおける一部ゲームソフトの商品情報ページ内。
  11. ^ マイニンテンドーストア、イーカプコンの2サイト。
  12. ^ 当作以降コナミは一部ゲームソフトの公式サイトで行っていたコンテンツアイコンの併記をしていない。
  13. ^ 暴力、犯罪以外のコンテンツアイコンが表示されているソフトも含まれているため。CERO公式サイト内のタイトル検索ページではコンテンツアイコンは表示されていない。
  14. ^ Switchでは2作品はそれぞれ別のゲームソフト扱いだが、Switch版『パワポケダッシュ』の入手は『パワプロクンポケットR』の購入が必要(単独配信の販売予定はない)なので、事実上の1本のパッケージ扱いとなる。
  15. ^ XboxIndiesGamesについては例外で、複数のユーザによるレイティング判断により決定する。
  16. ^ 2004年4月以降に発売されたゲームソフトでコンテンツアイコンの併記がない、併記されたコンテンツアイコンがCEROに存在しないまたは他国のレーティング機関のもの、暴力表現の低いソフトが「D」か「Z」に区分されている、開発・発売元メーカーによるゲームソフトの公式サイトにレーティングの記載がない、CERO公式サイト内のタイトル検索に情報が記載されていない、など。
  17. ^ 例として、任天堂は2008年8月までの『マリオカートWii』を除く「A」区分の自社ゲームソフトの公式サイトにCEROのレーティングの記載がされていなかった。2008年9月以降の一部自社ゲームソフトの公式サイトにもCEROのレーティングの記載がされていないものもある。
  18. ^ 任天堂は「Z」区分を除くGBA、DS、Wiiのサードパーティーソフトと自社ゲームソフトを含むWiiバーチャルコンソールの商品情報ページにCEROのレーティングの記載がされていない。
  19. ^ 番外作の『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村』と『モンスターハンター ストーリーズ』は比較的抑え目な表現のため「A」に区分されている。

出典

  1. ^ a b c インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会(配付資料3)”. 総務省 (2008年2月27日). 2008年6月27日閲覧。[リンク切れ]
  2. ^ a b c Fujiwara, Hideaki (2022年10月27日). “SFホラー『The Callisto Protocol』日本発売中止へ。CEROのレーティングを通過できなかったため”. AUTOMATON. 2022年10月27日閲覧。
  3. ^ a b c d 進藤智則 (2002年7月29日). “ゲーム・ソフトの倫理自主規制「年齢別レーティング」,2002年10月から開始”. 日経テクノロジーオンライン. 2008年6月27日閲覧。[リンク切れ]
  4. ^ 北村孝和 (2002年6月7日). “CESA、ゲームソフトに年齢別レーティングを設定する独立機構「CERO」を設立”. Impress Watch. 2008年6月27日閲覧。[リンク切れ]
  5. ^ a b Inc, Aetas. “海外版と日本版ではどうして表現や内容が違うのか。今,あえてCEROに聞く「レーティング制度」の現状について”. 4Gamer.net. 2022年10月27日閲覧。
  6. ^ 機構の概要”. コンピュータエンターテインメントレーティング機構. 2008年6月27日閲覧。
  7. ^ コンピュータエンターテインメントレーティング機構が説明会を開催”. Game Watch (2002年7月29日). 2023年1月22日閲覧。
  8. ^ コンピュータエンターテインメントレーティング機構 ゲームソフトに内容を示すアイコンを新設”. Game Watch (2004年4月13日). 2023年1月22日閲覧。
  9. ^ 年齢別レーティング制度とは? - 1. レーティングの適用範囲”. コンピュータエンターテインメントレーティング機構. 2008年6月27日閲覧。
  10. ^ レーティングに関する最新情報”. コンピュータエンターテインメントトレーディング機構. 2008年6月27日閲覧。
    CEROレーティングマークについて”. ソニーコンピュータ・エンタテインメント. 2008年6月27日閲覧。
  11. ^ 『Nintendo みまもり Switch』の設定変更”. 任天堂. 2022年12月31日閲覧。
  12. ^ CEROのレーティング制度が3月1日をもって変更。18歳未満への販売禁止区分を新設”. 電撃オンライン (2006年2月17日). 2008年6月27日閲覧。
  13. ^ 石田賀津男 (2006年2月17日). “CESA、CEROレーティング制度を変更 18歳以上対象ソフトの販売を「自粛」から「禁止」へ”. Impress Watch. 2008年6月27日閲覧。[リンク切れ]
  14. ^ 「CERO年齢別レーティング制度」の第4回実態調査結果について コンピュータエンターテインメント協会[リンク切れ]
  15. ^ CERO倫理規定(別表3)” (PDF) (2008年4月24日). 2008年6月27日閲覧。
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  17. ^ 12月4日発売予定のXbox 360用ソフト「Fallout 3」日本語版と北米版(オリジナル)の表現および内容の違いについて”. ベセスダ・ソフトワークス (2007年11月10日). 2008年11月12日閲覧。
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  19. ^ Game Dudeの「大人のための海外ゲームレポート」 第31回「Dead Space」”. GAME Watch (2008年11月5日). 2009年4月19日閲覧。
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  20. ^ 参考:プラチナゲームズ『マッドワールド』インタビュー”. ファミ通.com (2008年5月23日). 2008年11月30日閲覧。 
  21. ^ 『テイルズ オブ ジ アビス PlayStation 2 the Best』ソフトウェアマニュアル、バンダイナムコゲームス、2006年、50頁。
  22. ^ ゲームソフトのレーティング制度を充実します(コンテンツディスクリプターの新設)”. コンピュータエンターテインメントレーティング機構 (2004年4月12日). 2008年6月27日閲覧。
  23. ^ Alan Wake マイクロソフト / Alan Wake マイクロソフトストア
  24. ^ テニスの王子様 ぎゅっと!ドキドキサバイバル 海と山のLove Passion コナミ
  25. ^ 戦国BASARA 真田幸村伝 イーカプコン
  26. ^ パッケージ(化粧紙)のコンテンツディスクリプターアイコン誤表記についてお知らせとお詫び ディースリー・パブリッシャー 2017年1月11日
  27. ^ a b コンピュータエンターテインメントレーティング機構//審査員募集”. コンピュータエンターテインメントレーティング機構. 2008年6月27日閲覧。
  28. ^ 「GUILD01」に収録された4作品をニンテンドー3DS™用ダウンロードソフトとしてニンテンドーeショップで配信決定! レベルファイブ
  29. ^ ナムコミュージアム Vol.2 バンダイナムコエンターテインメント
  30. ^ 岡田有花 (2004年6月4日). “「このゲームの対象年齢は15歳以上」――誰がどうやって決めている?”. ITmedia. 2008年6月27日閲覧。
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  32. ^ 「レーティング取消し」のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)コンピュータエンターテインメントレーティング機構、2011年7月27日http://www.cero.gr.jp/news/110727.pdf2011年7月28日閲覧 
  33. ^ メルルのアトリエ〜アーランドの錬金術士3〜 レーティング変更のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ガスト、2011年7月29日。 オリジナルの2012年1月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20120118062432/http://atelier-ps3.jp/meruru/info/rating_info.pdf2011年7月29日閲覧 
  34. ^ 岸田メル (2011年7月28日). “ジーノのケツがまずかったのかな? ...”. Twitter. 2011年7月28日閲覧。
  35. ^ 勝田哲也 (2020年10月24日). “【UBIDAY2020】「アサシン クリード ヴァルハラ」日本向け規制はPC版でも適用”. GAME Watch. 2020年12月1日閲覧。
  36. ^ 福田瑠千代 (2020年11月19日). “CERO「『アサシン クリード ヴァルハラ』は流血表現アリで審査通っていた」 日本版の表現修正、UBIの説明に反論”. ねとらぼ. 2020年12月1日閲覧。
  37. ^ ユービーアイソフト社11月18日付け発表文について”. 特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構. 2020年11月30日閲覧。
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  40. ^ どこまでOKでどこからNG? レーティングのあれこれをCEROに聞いてみた”. Kotaku Japan (2010年9月6日). 2011年2月4日閲覧。[リンク切れ]
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  42. ^ タイトル検索 コンピュータエンターテインメントレーティング機構
  43. ^ “過激ゲーム 小学生に人気”. 静岡新聞夕刊 (静岡新聞社): p. 4. (2008年6月25日) 
  44. ^ 子どもとメディアに関する意識調査 調査結果報告書 平成20年3月”. 社団法人日本PTA全国協議会 (2008年3月). 2008年6月27日閲覧。[リンク切れ]
  45. ^ UBIの公式ゲームイベント CERO Zの18禁ゲームで15歳が優勝してしまう事態に!”. ゴゴ通信 (2017年10月9日19時1分55秒). 2017年10月19日閲覧。
  46. ^ JCGが『フォーオナー』の大会に関するお詫びとルール改定を発表―年齢制限を追加”. インサイド (2017年10月11日14時55分). 2017年10月19日閲覧。
  47. ^ “コンソールゲームのサブスク”ついに日本にも! Xbox Game Pass日本サービス詳報 - GAME Watch”. Impress Watch (2020年4月8日). 2022年2月19日閲覧。
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  49. ^ 【CEDEC 2006】セガの名越氏が『龍が如く』にこめた強い信念とは?”. ファミ通.com (2006年8月30日). 2008年6月27日閲覧。
  50. ^ カプコン稲船さん:CEROは暴力表現だけでなく、全体を見てレーティングしてほしい”. Kotaku Japan (2010年8月9日). 2011年2月4日閲覧。[リンク切れ]
  51. ^ 『桜井政博のゲームを遊んで思うこと2』P109


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