ココチュ (コンゴタン部)とは? わかりやすく解説

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ココチュ (コンゴタン部)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 02:40 UTC 版)

ココチュモンゴル語: Kököčü中国語: 闊闊出、生没年不詳)は、コンゴタン氏出身でチンギス・カンに仕えたシャーマン。『元朝秘史』の漢字表記では闊闊出(kuòkuòchū)、『集史』などのペルシア語史料ではكوكچو (Kūkuchū)と記される。


  1. ^ 宇野2009,60-61頁
  2. ^ 村上1976,112-116頁
  3. ^ 『元朝秘史』ではチンギス・カンがココチュの殺害を直接命じたかどうかは暈かされているが、後述するように本来はチンギス・カン自らがココチュの処刑を命じたのが史実に近いと考えられている(宇野2009,59-62頁)
  4. ^ なお、同じ事件を『集史』は「ついに、テブ・テンゲリがやって来て、失礼なことを始めたので、ジョチ・カサルは、彼を二・三度足で蹴り、オルドから外に投げ出して殺した。彼の父は、自分の場所に座っていて、彼の帽子を拾い上げた。よもや息子が殺されるとは思っていなかったが、彼が殺されても黙ったままだった」と記す。下手人こそ違うものの、『元朝秘史』の記述とは「チンギス・カンの弟自らが」「チンギス・カンのオルドを訪れたココチュを外に引きずり出して素手で殺し」「それは父のモンリクの目前で行われ、モンリクはココチュの帽子を拾った」という点で一致している
  5. ^ 宇野2009,67-68頁
  6. ^ 松田1988,93-96頁


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