ケプラー16b
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/07 14:54 UTC 版)
ケプラー16b (Kepler-16b) は、恒星同士の連星ケプラー16の重心を中心に公転する太陽系外惑星である。初めて発見された、恒星同士の連星を公転する惑星である。
注釈
- ^ 恒星同士の連星を中心として公転する太陽系外惑星はロス458の連星を公転するロス458cが2010年に発見されているが、軌道が非常に大きく (1168AU)、本当に連星系を中心に公転しているのか確証がない。また、間接的な証拠としては、BD +20°307の周りにある円盤が、かつて惑星だった残骸であると考えられている。
- ^ 軌道に関しては、この惑星の発見後に厳密な測定がされた、HD 10180系の5個の惑星が誤差0.1%未満で定まっている。
- ^ 初の周連星惑星の可能性があるロス458cは、ロス458Aとロス458Bと混同しないように、1個目の惑星にもかかわらず、bを飛ばしてcという名称が付けられている。
- ^ 連星の片方のみを公転する惑星は、連星との曖昧さが存在しない場合は特に注意を払わないことが多い。例えばかに座55番星bはかに座55番星系のAを公転しているが、かに座55番星Bとの区別のために惑星の名称にAを入れ、「かに座55番星Ab」とすることはあまりない。
- ^ 例えばSIMBADでは「Kepler-16b」、太陽系外惑星エンサイクロペディアでは「Kepler-16 (AB) b」となっている。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o Notes dor Planet Kepler-16 (AB) b - Extrasolar Planets Encyclopaedia
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u Kepler-16b - NASA
- ^ a b c d e f g Notes for star Kepler-16(AB) - Extrasolar Planets Encyclopaedia
- ^ a b “Kepler-16 (AB)”. SIMBAD. 2020年4月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j NASA's Kepler Mission Discovers a World Orbiting Two Stars - NASA
- ^ a b c First Transiting Planet Orbiting Two Stars Discovered by the NASA Kepler Spacecraft - SETI協会
- ^ a b c d 2つの「太陽」を持つ惑星を初めて発見 - AstroArts
- ^ a b “太陽”が2つある土星型の系外惑星 - ナショナルジオグラフィック ニュース
- ^ a b c d NASA Detects Planet Dancing With a Pair of Stars - ニューヨーク・タイムズ
- ^ On Kepler-16b, shadows come in pairs - ScienceNews
- ^ a b c d “ケプラー16bに初の系外衛星が存在?”. ナショナル ジオグラフィック日本版サイト. 日経ナショナル ジオグラフィック (2012年1月11日). 2023年10月7日閲覧。
- 1 ケプラー16bとは
- 2 ケプラー16bの概要
- 3 軌道
- 4 物理的性質
- 5 発見
- ケプラー16bのページへのリンク