インプリミトゥーラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/10/02 09:44 UTC 版)
インプリミトゥーラ (伊:imprimatur)とは、油彩画やテンペラ画を描く際にキャンバスなどの支持体に地塗りを数回行ったあと最後に施される“下塗り”のこと。この時、用いた色が1層目の絵具層になる。15世紀頃に誕生した描法で 、フーベルト・ファン・エイク(Hubert van Eyck, 1370頃〜1426年)とヤン・ファン・エイク(Jan van Eyck, 1390頃〜1441年)のファン・エイク兄弟や、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(Tiziano Vecellio、1488〜1576年)、ピーテル・パウル・ルーベンス (Peter Paul Rubens、1577〜1640年) 等が使用した。
- ^ 『ヤン・ファン・エイク《ヘントの際画壇》』初版 ノルベルト・シュタイナー 著 下村耕史 訳
- ^ 西洋絵画の画材と技法
- ^ a b c d 『絵画学入門』第四版 クロード・ロラン著 黒江光彦 監修 黒江信子、大原秀之 共訳 美術出版社 1992年7月 ISBN 4568300371
- ^ a b 『アトリエ 6月号』1987年6月 平林泰佑 編集・発行 アトリエ出版社
- 1 インプリミトゥーラとは
- 2 インプリミトゥーラの概要
- 3 参考文献
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