イングリッド・クリステンセン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/02/22 08:33 UTC 版)
イングリッド・クリステンセン（ノルウェー語: Ingrid Christensen 1891年10月10日-1976年6月18日）は初期の極地探検家で、南極を望見し、女性として最初に上陸した[1]。ノルウェー王太子ハラールに献名したプリンス・ハラルド海岸（南緯69度30分 東経36度0分 / 南緯69.500度 東経36.000度）[2]の命名者でもある[3]。
注釈
- ^ ノルウェー語で女性らしさや魅力を失うことなく、男勝りにもなれる若い女性のこと。ハンサム・ウーマン。
- ^ ラクリューの写真はフランスの雑誌『イリュストラシオン』に掲載された (1934年号、1934年1月13日発行[11]。)
- ^ 現在のオーストラリア南極デービス基地（Davis Station）近辺[13]とされる。
- ^ フォー・レディース・バンクと名付けた海嶺のある湾が南極大陸に接する海岸は、イングリッド・クリステンセンに献名される。命名者は当時、女性の南極大陸初上陸者とされたカロリン・ミケルセンの夫クラリウス・ミケルセンである。クリステンセンの伴侶は大手の船舶貿易商であるのに対し、ミケルセンは捕鯨船団のオーナー[15]であった。
出典
- ^ a b c “The first woman in Antarctica” (英語). www.antarctica.gov.au. オーストラリア南極観測局（英語） (2012年). 2016年6月27日閲覧。
- ^ ラルス・クリステンセン海岸至プリンス・ハラルド海岸 インド洋 (Map). 海上保安庁. October 1966. OCLC 675591853。縮尺＝1:300万、地図 1枚 : 色刷 ; 昭和40年（1965年）までの日本および諸外国の資料による。縮尺タイプ : 距離縮尺。
- ^ “Ingrid Christensen” (ノルウェー語). www.polarhistorie.no. ノルウェー王立局地研究所（英語）、トロムソ郡（英語）、トロムソ大学. 2021年11月20日閲覧。
- ^ a b c “Obituary of Ingrid Christensen (訃報：イングリッド・クリステンセン)”. MyHeritage.com. Vestfolds Fremtid (1976年6月19日). 2016年6月7日閲覧。
- ^ Bogen, Stensrud 1955, p. 240.
- ^ “Ingrid Christensen (Dahl)”. geni.com. 2016年6月7日閲覧。
- ^ Riffenburgh 2007, p. 234.
- ^ a b Chipman 1986, p. 172.
- ^ “Bjerkø Penisula”. www.bjerko.no. 2021年11月18日閲覧。
- ^ “Women in Antarctica”. Sydney Morning Herald: p. 13. (1931年3月14日)
- ^ Rabot 1934, pp. 52–53.
- ^ Christensen 1935.
- ^ Legler 2005, p. 105.
- ^ a b Bogen 1957, p. 90.
- ^ a b Legler 2005, p. 104-105, The Sky, the Earth, the Sea, the Soul.
- ^ a b c d Blackadder 2013, Illuminations : casting light upon the earliest female travellers to Antarctica.
- ^ “The first woman and female scientists in Antarctica”. oceanwide-expeditions.com. 2016年6月23日閲覧。
- ^ Christensen 1938, p. 8.
- ^ Herdman, Wiseman, Ovey1956, pp. 253–261.
- ^ Legler 2005, p. 105,113.
- ^ Bathie, Pett 2021, pp. 44–46.
- ^ Bogen 1957, p. 85.
- ^ Norman, Gibson, Burgess 1998, pp. 293–304.
- ^ Norman, Gibson, Jones, Burgess 2002, pp. 323–328.
- ^ Porter-Smith, McKinlay, Fraser, Massom 2021, pp. 3103–3114.
- ^ Bogen 1957, p. 66.
- ^ Lagler 2005, pp. 105.
- ^ “Jennifer Byrne Reviews.”. Australian Women's Weekly 83 (4): 236–237. (2013) 2021年11月18日閲覧。.
[続きの解説]
「イングリッド・クリステンセン」の続きの解説一覧
- 1 イングリッド・クリステンセンとは
- 2 イングリッド・クリステンセンの概要
- 3 遺産
- 4 参考文献
- 5 関連資料
- イングリッド・クリステンセンのページへのリンク
