アバロンヒル・ゲーム・カンパニー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/26 22:40 UTC 版)
「チャールズ・ロバーツ」の記事における「アバロンヒル・ゲーム・カンパニー」の解説
「アバロンヒル#沿革#創業と活発な出版活動」も参照 1958年、ロバーツは新たに「アバロンヒル・ゲーム・カンパニー」を設立し、本格的にゲーム業界に参入した。初年度に発売したゲームは、先に発売したものの改訂版である"Tactics II"、1961年に控えていた南北戦争百周年を当て込んだ "Gettysburg"と、"Dispatcher"の3本であり、その後1963年までに、20本のゲームを販売した。特に"Gettysburg"は、最初のヒストリカル・ウォー・シミュレーションゲームと言われ、売上も好調だった。 しかし、1962年になって事業は失速する。ロバーツの言によると、1960年頃の不景気によるディスカウントストアの台頭など、玩具の流通経路が大きく変化したこと、TVCMの隆盛などを挙げているが、最も大きな原因は、ウォーゲームのホビーとしての将来性を読み違え、その分野へ集中投資しなかったことによる。先に挙げた20本のうち、ウォーゲームは半数に満たず、他はソーシャルゲームやファミリーゲームが占めていた。それらウォーゲーム以外の販売不振により債務超過に陥ったアバロンヒルは、1963年に債権者の一つであった印刷会社モナークサービスに買収され、ロバーツは会社を去った。
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