わたなべ すいはとは? わかりやすく解説

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わたなべ‐すいは【渡辺水巴】

読み方:わたなべすいは

[1882〜1946俳人東京生まれ本名、義。内藤鳴雪高浜虚子学び俳句雑誌曲水」を創刊主宰句集水巴句帖」「隈笹」「白日」。


渡辺水巴

読み方:わたなべ すいは

俳人東京生。渡辺省亭長男。名は義。内藤鳴雪高浜虚子師事する俳誌曲水」を創刊主宰した。昭和21年1946)歿、65才。

渡邊水巴

渡邊水巴の俳句

うすめても花の匂ひの葛湯かな
かたまつて薄き光の菫かな
さざ波は立春の譜をひろげたり
てのひらに落花とまらぬ月夜かな
ひとすぢの秋風なりし蚊遣香
ふるるものを切る隈笹や冬の山
ほんの少し家賃下りぬ蜆汁
一筋の秋風なりし蚊遣香
二日月神州狭くなりにけり
八月のうぐひす幽し嶽の裏
公魚のよるさざなみか降る雪に
冬山やどこまで登る郵便夫
土雛は昔流人や作りけん
天渺々笑ひたくなりし花野かな
寂寞と湯婆に足をそろへけり
昼寄席に晒井の声きこえけり
月光にぶつかつて行く山路かな
白日は我が霊なりし落葉かな
行春やうしろ向けても京人形
選句しつつ火種なくしぬ寒雀
 


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