3つのボールを使ったパターンで、全てのボールが垂直方向にピストン運動をし、その下で手が交差したり、交差を解いたりするというもの。ジャグリングは2つの手の位置が固定されていてその間をボールが動くのが普通であるが、このパターンでは逆にボールの位置が固定されその下を手が動く。そのコンセプトは非常に面白い。
実はミルズメスと非常によく似た技で、ミルズメスができれば比較的すぐに習得できる。パターンのロジックは3ボールカスケードと全く同じで右手で投げたボールは次に左手でキャッチされ、左手で投げたボールは右手でキャッチされる。手がクロスするとき、どちらの手が上にきても構わない。
このパターンのコンセプトを強調するためにも、3つのボールの軌道ができるだけ動かないようにするのが理想的である。そのためにはボールを投げる高さをできる限り低くコンパクトにするのがいいだろう。
ミルズメスがウィンドミルを発展させたものであるのと同様に、ボストンメスはリーチオーバー（またはリーチアンダー)というトリックを発展させたものだという考え方もできる。実際リーチオーバーを連続的に繰り返すとボストンメスになる。 | 
