フェデラルファンド‐きんり【フェデラルファンド金利】
読み方:ふぇでらるふぁんどきんり
フェデラルファンド金利(ふぇでらるふぁんどきんり)(federal funds rate)
アメリカで、銀行などの金融機関が一時的な資金の過不足を調整するさい、短期市場で相互に貸し借りするときに適用される金利のこと。
無担保かつ即日利用可能な流動性の高い資金の取引にかかわるため、アメリカにおける代表的な短期金利として、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策の誘導目標とされている。
フェデラルファンド(FF)金利は、公定金利でなく市場で形成されるものであるため、米国債の売買などを通じて目標とする金利に誘導する。フェデラルファンドは、日本銀行(日銀)の政策目標として誘導される無担保コール翌日物に相当する。
例えば、景気の停滞期には、FF金利を引き下げて、通貨の流通を増やす。反対に、景気の過熱期には、FF金利を引き上げて、通貨の流通を引き締める。公定歩合に比べて、FF金利のほうが金融経済にに与える影響は大きい。
2001年はじめに年率6.00%だったFF金利の目標値は、その後一貫して下がり続け、6日には年率1.25%にまで引き下げられた。
(2002.11.08更新)
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