なまじ

デジタル大辞泉

なまじ【^×憖】

読み方：なまじ

《「なまじい」の音変化》

［形動］［文］［ナリ］完全ではなく中途半端であるさま。いいかげん。なまじっか。「—なことでは承知しまい」

［副］

１ 無理にしようとするさま。しなければよかったのに、という気持ちで用いる。なまじっか。「—手出しをしたばかりに失敗に終わった」

２ 中途半端なさま。なまじっか。「—金があるものだから」

北海道方言辞書

なまじ

なまじ^△ [副] =なまら 〔「なまじっか」の「なまじ」とは別の語〕

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

なまじ

出典:『Wiktionary』 (2021/10/18 15:02 UTC 版)

語源

古典日本語「なまじひ」 < 「なま」（生） + 「しふ」（強ふ）

発音

• (東京) なまじ [nàmájí] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [na̠ma̠ʑi]

副詞

なまじ【憖】

1. 十分な成果の期待できない状態で物事を無理にするさま。
2. 不十分で中途半端なさま。

類義語

• なまじっか
• なまじいに

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「なまじ」の例文・使い方・用例・文例

• なまじ学問するよりは土いじりでもしていた方が性に合っていたかもしれない.
• なまじっかなことをしてはいけない.
• なまじっかなお稽古なら始めからやらない方がいい.
• なまじ山っ気なんか出すもんだから失敗するんだよ.
• 恋にはなまじ連れは邪魔
• 君はよくそんなまじめな顔をしてそんな嘘がつけるね
• 彼はあんなまじめな顔をしているがなかなか隅に置けぬ
• あんなまじめな顔をしていてなかなか隅に置けぬ
• あの人はあんなまじめな顔をしているけれども偽物だ
• なまじっか位などあると窮屈だ
• なまじっかやるなら止した方が好い
• なまじ知らない方が好い
• なまじ知っているとかえって悪い
• 若い者はなまじ財産など無い方が好い
• なまじ財産が有ると若い者にはかえって毒だ
• 青年はなまじ世話をしない方が好い
• なまじ世話をすると青年は依頼心を起こす
• なまじっか位などは無い方が好い
• なまじ位が有ると窮屈だ