ダンプ・フラッド
読み方: だんぷ ふらっど
【英】: dump flood
【英】: dump flood
水攻法の変形の一つである。 通常、水攻法では地表水、地下水、海水、地層水をろ過、脱気、殺菌などの処理をしてポンプで油層に圧入するが、ダンプ・フラッドは油層の上方にあって、油層圧よりも相対的に高い(深度差に伴う静水圧の差を勘案の上で)圧力を持つ水層がある場合に、この水層と油層とを坑井によって連通させて、水層の水を、自然の圧力差によって流入させる方法である。そのためダンプ・フラッドの場合は水圧入量を人為的にコントロールすることはできないが、大がかりな圧入設備や水処理施設を必要とせず、圧入井単位で実施できるところがら水圧入効果を判定したり、水攻法施設建設階段で圧入を早めるために用いられる。 |
- ダンプ・フラッドのページへのリンク