久米仙
読み方:くめせん
- 女に溺れ易き男をいふ隠語。女の脛の白きを見て通力を失ひし久米仙人の事より起る。
- 久米仙。女に溺れ易き色好みの男をいふ。久米の仙人の略。「徒然草」にある物洗ふ女の脛の白きを見て通力を失ひ雲上より落ちし久米仙人の故事より出づ。「仙人も故郷を忘れ難く落ち」「仙人様アと濡手で抱き起し」。
- 女子さへ見れば情欲を起し、狂態を演ずる者をいふ。久米の仙人が女人を見て通力を失ひ空から墜落したといふ伝説に基く。〔情事語〕
- 婦女さへ見れば情欲を起し、狂態を演ずる者をいふ。久米の仙人が女人を見て通力を失ひ空から墜落したといふ伝説に基く。
- 〔隠〕女さへ見れば情慾を起し、狂態を演ずる者。久米の仙人が女人を見て通力を失ひ、空から墜落したと云ふ伝説より来たもの。
- 女さへ見れば情慾を起して狂態を演ずる者のことをいふ。
- 女さへ見れば情慾を起し狂態を演ずる男、久米の仙人の伝説から来た語。
- 久米の仙人は飛行中婦人のゆもじを束間見て墜落したといふ伝説から、好色家をいふ。
- 女さえ見れば情慾を起す色情家。久米の仙人が女人を見て神通力を失い、空から墜落した伝説から出た語。
- 女さえ見れば欲情を催し狂態を演ずる事。久米の仙人は女の脛を見て仙術を失い雲より落ちた伝説から。〔俗〕
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