お嬢さん_(三島由紀夫)とは? わかりやすく解説

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お嬢さん (三島由紀夫)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/19 19:21 UTC 版)

お嬢さん』(おじょうさん)は、三島由紀夫長編小説。ドライで強気だったはずのうぶな女子大生のお嬢さんが、結婚を境に彼の女性関係に疑心暗鬼する女に変遷しながら、奥さんとして成長してゆく物語。恋愛模様を描いた娯楽的な趣の中にも、メタフィクションの試みや、ヒロインの揺れ動く心理の変化に伴って人物間の関係性が「鏡像的」に入れ替わる様が描かれ、最も見下していた相手から最後に救われるというアイロニーの効いた作品となっている[1]


  1. ^ a b c d e f g 市川真人「解説」(お嬢・文庫 2010, pp. 279–286)
  2. ^ 井上隆史「作品目録――昭和35年」(42巻 2005, pp. 422–424)
  3. ^ 山中剛史「著書目録――目次」(42巻 2005, pp. 540–561)
  4. ^ 山中剛史「映画化作品目録」(42巻 2005, pp. 875–888)
  5. ^ 山中剛史「放送作品目録」(42巻 2005, pp. 859–874)
  6. ^ a b 「黒いあこがれ――新連載について」(若い女性 1959年12月号)。31巻 2003, p. 290に所収
  7. ^ a b c 竹内清己「お嬢さん」(事典 2000, pp. 45–47)
  8. ^ 森晴雄「お嬢さん」(旧事典 1976, pp. 69–70)
  9. ^ 「若尾文子――お嬢さん」(なつかし2 1990, p. 154)
  10. ^ a b 「若い娘のあたし新しい考え方『お嬢さん』」(帝都日日新聞 1961年2月16日号)。研究2 2006, p. 40
  11. ^ a b c d 「第一章 映画女優 若尾文子」(岡山 2016, pp. 15–54)
  12. ^ 「若尾ちゃんの“お嬢さん”モード」(週刊女性 1961年2月26日号)。研究2 2006, p. 40
  13. ^ 「若尾の入浴場面から――『お嬢さん』湯河原新婚旅行ロケ」(東京新聞夕刊 1961年2月3日号)。研究2 2006, p. 40
  14. ^ 山中剛史「音声・映像資料」(42巻 2005, pp. 899–905)


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