お伽草紙 (太宰治)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > お伽草紙 (太宰治)の意味・解説 

お伽草紙 (太宰治)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/21 22:49 UTC 版)

お伽草紙』(おとぎぞうし)は、太宰治の短編小説集。「瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切雀」の4編を収める。


注釈

  1. ^ 竹青」は1945年4月1日発行の『文藝』に掲載された短編小説。中国の代に書かれた短編小説集『聊斎志異』をもとにして書かれた小説である。
  2. ^ 太宰から堤重久宛てに出した1945年6月5日付の葉書に「お伽草紙、ただいまカチカチ山を書いてゐる」と書かれてある[4]
  3. ^ 「舌切雀」の一部分より。「私は多少でも自分で實際に經驗した事で無ければ、一行も一字も書けない甚だ空想が貧弱の物語作家である。それで、この桃太郎物語を書くに當つても、そんな見た事も無い絶對不敗の豪傑を登場させるのは何としても不可能なのである」[10]

出典

  1. ^ 『太宰治全集 8』筑摩書房、1998年11月24日、450頁。解題(関井光男)より。
  2. ^ a b c 『太宰治全集 第7巻』筑摩書房、1990年6月27日、453-455頁。解題(山内祥史)より。
  3. ^ a b 『太宰治全集 第十一巻』創藝社、1953年12月15日。津島美知子「後記」より。
  4. ^ 『太宰治全集 12』筑摩書房、1999年4月24日、314頁。
  5. ^ 山内祥史 『太宰治の年譜』大修館書店、2012年12月20日、284頁。
  6. ^ 太宰治「十五年間」(『文化展望』1946年4月号)より。
  7. ^ a b c “太宰治の「お伽草紙」の完全原稿発見 初公開へ”. 産経新聞. (2019年4月5日). https://www.sankei.com/article/20190405-VAETQEW6OBJ4BL5KCUDTLSLGQ4/ 2021年8月26日閲覧。 
  8. ^ a b “「アメリカ鬼」はなぜ消えたのか 太宰治「お伽草紙」生原稿が語る戦中戦後の混乱と謎”. 産経新聞. (2019年4月28日). https://www.sankei.com/article/20190428-WGVXLZDGV5IM7OWJINIJQ4YT4Y/ 2021年8月26日閲覧。 
  9. ^ 『太宰治全集 8』筑摩書房、1998年11月24日、433-435頁。小山清「お伽草紙の頃」。
  10. ^ 『太宰治全集 8』筑摩書房、1998年11月24日、383頁。
  11. ^ 岩波書店 | 太宰治作品集 文芸カセット 日本近代文学シリーズ Archived 2015年4月2日, at the Wayback Machine.
  12. ^ 小林信彦『<後期高齢者>の生活と意見』118頁
  13. ^ 『蘇る野獣』163-164頁


「お伽草紙 (太宰治)」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「お伽草紙 (太宰治)」の関連用語

お伽草紙 (太宰治)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



お伽草紙 (太宰治)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのお伽草紙 (太宰治) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS