いなき

デジタル大辞泉

いな‐き【稲^▽城】

読み方：いなき

《「いなぎ」とも》

１ 古代、家の周囲に稲を積み上げて敵の矢を防ぐ備えとしたもの。

２ 稲束を貯蔵する小屋。《季 秋》

いな‐き【稲^▽置】

読み方：いなき

《「いなぎ」とも》

１ 大和朝廷の地方官の一。屯倉(みやけ)の長官。稲穀の収納を職務とした。

２ 天武天皇が制定した八色(やくさ)の姓(かばね)の最下位。

日本語活用形辞書

嘶き

読み方：ころろき、ひひらき、いなき

【文語】カ行四段活用の動詞「嘶く」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

嘶く  » 「嘶く」の意味を調べる

用例

牛は嘶き馬は吼え

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但馬方言辞典

いなき’

但馬方言	共通語	用例	備考
いなき’	はさ、稲掛け	いなきに稲を掛けようか。	現在では、「いなき」を使わず機械で稲を乾燥させることが多い。 この語を共通語であると思いこんでいる人が案外多い。

JMnedict

稲生

姓	読み方
稲生	いなき

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

いなき

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 01:34 UTC 版)

名詞:稲置

いなき【稲置】

1. 大和朝廷の地方官の一つで稲穀の収納を職務とする屯倉の長官。いなぎ。
2. 八色の姓の最下位。

名詞:稲城

いなき【稲城】

1. 古代に家の周囲に稲を積み上げ敵の矢や石を防ぐ防壁。いなぎ。
2. 稲束を収蔵する小屋。

Weblio日本語例文用例辞書

「いなき」の例文・使い方・用例・文例

• 君はとっくにここにいなきゃいけないはずだ。
• 彼は自分のふがいなきを恥じている様子も無い