「ツタンカーメンの呪い」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 01:30 UTC 版)
「ハワード・カーター」の記事における「「ツタンカーメンの呪い」」の解説
ツタンカーメンの墓 ツタンカーメンの黄金のマスク ツタンカーメンの墓所の発見後、カーナヴォン伯が王墓の公開直後に突如急死した。また他にも発掘関係者数名が相次いで死亡した。発掘のスポンサーとなったカーナヴォン伯に続いて他の発掘関係者も何名か死亡した偶然を、当時のマスメディアが "ファラオの墓の発掘に関係した者には呪いがかかり死ぬ"との話に仕立て、「王家の呪い」あるいは「ツタンカーメンの呪い」の伝説が広まった。 これは当時のマスメディアが、発掘報道を独占したタイムズに反発して、発掘関係者と少しでも関わりがある者が死ぬたびに「呪いによる死」という形で報道したことで広まったという。発見者カーターにもマスコミの害は及び、同姓同名の別人が交通事故により死亡した際には、あたかもこのハワード・カーター本人が事故死したかのように書き立てられるという事態も起きた。この誤報は、ほどなくして記事で訂正された。 カーターは、世間で噂された「王家の呪い」とは関係なく充実した健康な生涯を送り、64歳で死去。
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