The Last of Us Part II 感染者(インフェクテッド)

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The Last of Us Part II

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 07:21 UTC 版)

感染者(インフェクテッド)

ワイオミング州ジャクソン市の風景。
エリー編のシアトル1日目の過去で登場した、ワイオミング州恐竜センター。外観はオリジナルで、ワイオミング州立博物館なども参考にされている模様。

前作に引き続いて登場する、寄生菌に感染した人間の成れの果て。寄生菌の影響でダメージに強く、真冬の雪の中で凍り付いていても動き出したり、壁に張り付いて苗床のようになっていても活動を始める。また、感染が始まって25年が経過しても国中でいまだ相当数の感染者が存在しており、中にはパンデミック初期から閉じ込められていた感染者がいるなど、飢餓や天候の変化でも容易に死なない描写があり、感染者の数は減らず感染終息の気配はない。

食欲はあるようで、野生動物や人間を襲って捕食している。また、前作と同様に掴み攻撃は即死攻撃となっている。また、ランナーでも大人数の場合だったりストーカーやクリッカーに襲われた場合は、噛まれて感染するよりもそのまま喰い殺されてしまう事の方が多い。

ランナー
感染初期段階の感染者。人間と変わらない見た目だが、理性を失って言葉が通じなくなり、むやみやたらに襲い掛かり、捕食行動を繰り返している。また、噛みつかれると寄生菌を植え付けられるため、非感染者からは即刻射殺すべき対象とみなされる。プレイヤーを見つけると真っ直ぐ走り寄って来て、素手での殴打や掴みからの噛み付きを行う。また、視覚と聴覚が両方健在であり、物音にも寄ってくる上に姿を見られても発見状態になる。
ストーカー
感染第二段階の感染者。眼や額からキノコの様なものが生えており、人間としての理性を完全に失っている。また、複数同時に出現し、他の感染者と一緒にいる事もありストーカー自体より発見される事で他の感染者にも同時に襲われる事が脅威となる。
ランナーよりも視力が悪い分聴力に優れるが、攻撃手段は一緒であり、4足歩行を行い、まるで猿のように走り回りながら待ち伏せや背後からの奇襲を多用する。ランナーよりも素早く動くため、非常に厄介である。
クリッカー
感染第三段階の感染者。頭部から発芽したように生えた大きなキノコが顔面を破壊しており、人間の顔を失っている。また、ライトの光に反応せず姿を見られても襲われないが、名前の由来ともなっているクリック音を発してコウモリのように周囲の状況を把握しており、正面にいると発見される。視力を失った分だけ聴力が際立って発達しており、僅かな物音でもプレイヤーの位置を正確に把握して襲い掛かって来る。
また、運動神経は軒並み上昇しており、掴み攻撃からの回避手段が限られる他、近接攻撃は武器を使わなければダメージが入らないが、今作からはステルスキルが可能となった。エリーの場合には常時ステルスキルが可能であるが、アビーの場合には工作によるナイフを所持していれば、組み付かれた際にも反撃ができる場合がある。
ブローター
感染第四段階の感染者。全身がキノコ状の器官に覆われて鎧のようになっており、驚異的な耐久力を有する。また、寄生菌を含んだ胞子を投げつけてきて撒き散らしたり、巨体を生かして体当たりしてきたり、壁を突進で突き破ってくるなど、遠近に対応した強力な攻撃も備えている。火炎瓶や爆発物による攻撃が効果的。
複数のザコ敵と一緒に現れると非常に脅威となり、前作に続いて本作における中ボス的な存在である。ザコ敵を早めにショットガンなどで殲滅して、ブローターに集中するようにするのがベター。
シャンブラー
今作で判明した新たな形態。見た目は全身が膿で覆われた姿をしている。生存者の遺物によると、シアトルの雨の多い環境によって突然変異したブローターの成り損ないではないか…という考察が記述されている。強酸性のガスを自身の身体から散布し、死亡時には自爆する。また、クリッカーと同様に音で敵を把握しているため、ライトを使用しても反応せず、よほど早く動かない限りはこちらの位置は特定されない。
火炎瓶による攻撃が効果的。1体だけであれば、スナイパーライフル2~3発で撃退できる。長年活動して殻が割れていたのか、ブローターほど耐久力はない。しかしランナーなどと同時に、複数のシャンブラーが同時に現れると逃げ場がなくなるため非常に脅威となる。
ラットキング
アビー編の病院地下で遭遇する、シアトルでの第一感染者の成れの果てと思われる存在。醜悪で禍々しい姿をしている。また、上半身には同じくパンデミック初期に病院に運び込まれたと思われる4~5人の感染者が融合しており、各所に手足や胴体が飛び出している。脚部は重くなった上半身を支える為か、肥大化している。本作において、最大級の脅威をもったクリーチャーである。
驚異的な耐久力を持っており、パイプ爆弾、焼夷弾ショットガンなどの高威力武器がないと苦戦することになる。ほとんどの攻撃ではびくともしないが、火炎に弱いため火炎放射器が有効である。
ダメージを与えつづけていると、損傷により2体に分離して、ブローター形態とストーカー形態を同時に相手にする事となる。この時、ストーカー形態にダメージを与えても無駄なため、ブローター形態のみにダメージを与えて撃破すると、ストーカー形態が逃亡して追跡していくことになる。
ブローター形態
ブローターと同じく体当たり攻撃と、胞子を投げつけてくる。非常に攻撃的で素早いため、基本的には逃げながらアイテムを拾って、有利な体制を作ってから火炎放射器で攻撃して、怯んだところにパイプ爆弾を投げ、焼夷弾ショットガンなどの高威力武器で追撃していく必要がある。
ストーカー形態
ストーカーと同じく物陰に隠れて潜み、こちらが隙を見せると襲い掛かってくる。通常のストーカーと異なり非常に攻撃的であり、胞子をぶつけてくる。攻撃力・耐久力はさほどないが、高難易度だとショットガン5~6発は撃ちこまないと倒せない。脅威度はブローター形態より低いが、油断していると一気に接近されるため注意が必要である。
ジャクソン編で登場した、ジャクソン周辺の風景。グランドティトン国立公園のジャクソンホールから西を望んだティトン山脈。

注釈

  1. ^ 後にエリーが墓参りに訪れるシーンが見られた。
  2. ^ WLFの無線により死亡した事が判明した。
  3. ^ もちろんエリー視点では敵として登場するため、ステルスで進行しないのなら殺すことになる。また、エリーがベアーを殺した場合、同行するWLFのメンバーのセリフで認識することができる。

出典

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