MAX Part.1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/13 01:22 UTC 版)
評価
1997年3月16日、FOXは本エピソードを初めてアメリカで放映し、1885万人の視聴者を獲得した[6]。日本国内においては、1998年12月6日に「MAX Part.2」と合わせて「MAX」という題で日曜洋画劇場にて放送された。
本エピソードは肯定的見解優勢の賛否両論となった。『A.V.クラブ』のザック・ハンドルンは本エピソードにA-評価を下し、コールドオープンの手法が上手く活かされていることを称賛しつつ、「「MAX Part.1」は『X-ファイル』がお馴染みのキャラクターに対してもどれほど容赦ないものであるかを浮き彫りにしている。」「登場人物の死亡率の高さは運命の日が差し迫っているような雰囲気を醸し出している。多くのシーンで深淵がモルダーとスカリーを飲み込もうとしているかのようだ。深淵は文字通り深淵であると共に、象徴的な意味を持つものである。」と評している[7]。『シネファンタスティック』のポーラ・ヴィタリスは本エピソードに4つ星評価で2つ星半を与え、「多くのアクションで視聴者の心を掴んでいる」と述べる一方で。「スコット・ベリス演じるマックス・フェニングをあっさり退場させたのは勿体ないと思う」「ラストでエイリアンの死体を発見するシーンのせいで、物語から良い意味での曖昧さが失われた。」と批判している[8]。ロバート・シャーマンとラース・パーソンは著書『Wanting to Believe: A Critical Guide to The X-Files, Millennium & The Lone Gunmen』において、本エピソードに5つ星評価で4つ星を与え、「ここ2年間で見た「ミソロジー」系のエピソードの中で最も出来の良いエピソードだ」「物語も明快だ。」と評した上で、トム・オブライエンとジョー・スパーノの演技も称賛した[9]。
本エピソードのポスト・プロダクション作業に関わった12人のスタッフは、1997年度のプライムタイム・エミー賞で音響編集賞を受賞した[10]。
- ^ Meisler, pp. 177–184
- ^ a b Edwards, p. 211
- ^ a b c Meisler, pp. 184–185
- ^ Meisler, p. 196
- ^ Hurwitz and Knowles, p. 111
- ^ Meisler, p. 298
- ^ “The X-Files: "Tempus Fugit" / Millennium: "Walkabout"”. 2017年5月1日閲覧。
- ^ Vitaris, Paula (October 1997). "Returning from Space, Glen Morgan and James Wong re-join the X-Files". Cinefantastique. 29 (4–5): 57.
- ^ Shearman and Pearson, p. 97
- ^ Meisler, p. 296
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