戦国ランス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/11 01:45 UTC 版)
ジャンル | 地域制圧型シミュレーション |
---|---|
対応機種 |
Windows 98/Me/2000/XP 日本語版対応 (Windows 95での動作はサポート外) |
発売元 | アリスソフト |
ディレクター | TADA |
音楽 | Shade[1] |
発売日 | 2006年12月15日[2] |
メディア | DVD-ROM[2] |
CGモード | あり[2] |
回想モード | あり[2] |
ジャンル | カードバトル |
---|---|
対応機種 | Windows専用(System4.0 = Windows 98/Me/2000/XP/Vista ゲーム本体は公式には無保証) |
発売元 | アリスソフト |
発売日 | 2008年 |
備考 | 公式ウェブサイトにて無償配布 |
映像外部リンク | |
---|---|
戦国ランス 販促ムービー |
本作のタイトルには数字がついていないものの、『Rance』シリーズ本編7作目にあたる[3]。タイトルロゴのシルエットにはRanceVIIという文字がデザインされており、マップ画面の右下にも表示されている。
2008年には、後日談に当たる短編『戦国ランス〜三匹が斬ったり突いたり燃やしたり -slash!thrust!burn!-』が公式ウェブサイトにて公開された。
あらすじ
本編
ランスは、美女揃いのJAPANの中において最も美しいという織田家の香姫を目当てに、JAPANを訪れた。織田家の当主にして、香姫の兄である織田信長と出会って意気投合したランスは彼に軍勢の指揮を任され、本当にJAPAN全土の国家と女性の征服に乗り出すことになる。
三匹が斬ったり突いたり燃やしたり
ランスへの援軍としての任務が終わり、かなみは帰国していったはずだったが、なぜか犬飼のもとで修行をさせられていた。ある日、鈴女に頭領を殺された恨みを持つ鶴水という忍者が現れ、戦闘の末に「首切り刀」を奪われてしまった。かなみは鈴女とともに愛刀を取り戻すため、鶴水のアジトへ向かう。
システム
地域制圧型シミュレーションである本作は、国を動かしていく内容ではあるものの、内政や外交はごくシンプルであり、あくまでも軍の構成や指揮、部下とのコミュニケーションがメインとなっている。多くの敵将が捕虜として仲間になったり、顔が使い回しの武将にも有能な者が多いが、軍団に組み込める武将の人数が決まっているため、時には解雇もしなければならない。逆に解雇できない武将はほぼいないため、軍団編成の自由度は高い。
ある程度は周回を重ねることが前提として作られており、クリアすると新しいルートが解禁される他プレー内容に応じて加減されるポイントを次回プレーのボーナスとして使用できる。プレーを突き詰めていくほど高得点が取れるため、やり込み度も非常に高くなっている。また、2周目以降はifルートが解放されるほか、旧作ファン向けのファンサービス的な追加パッチも用意されている。
『三匹が斬ったり突いたり燃やしたり』はカードバトルを主体としたシステムであり、カードを利用して戦闘やすごろく形式の移動を行う。
登場人物
本作は、大陸東方の島国・JAPANを舞台としており、戦国武将をモデルとした人物が多数登場する。一方、『三匹が斬ったり突いたり燃やしたり』は、かなみ、鈴女、戦姫、犬飼を中心とした物語であり、ランスたちは登場しない。
- ^ a b “2006年美少女ゲームランキング 音楽部門”. Getchu.com. 2016年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g 背徳KINGネオ「愛ある限りヤリ続けましょう♥」、『電撃姫 2007年3月号』, p.202.
- ^ a b 師忍 (2006年12月16日). “今度のランスは戦国シミュレーション! 「戦国ランス」にはおせんべいもおまけについていた!”. ASCII.jp. 2021年3月25日閲覧。
- ^ a b c d 今俊郎,黛宏和 (2019年8月1日). “【ゲームの企画書】エロゲー業界の重鎮アリスソフトのTADA氏が駆け抜けた現場30年。平成に始まり平成に終わった『Rance』シリーズを完結させた「作り続ける人」が向かう先(2ページ目)”. 電ファミニコゲーマー. 2019年8月4日閲覧。
- ^ “ご挨拶(1回目)”. アリスソフト. 2006年11月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月16日閲覧。
- ^ “何故、あのキャラを出さないのか?”. ハニワ開発室(ゲームデザイナーの隠居生活) (2019年8月8日). 2022年10月7日閲覧。
- ^ 「真剣で私に恋しなさい!!」、『超エロゲー ハードコア』, p.81.
- ^ “全国美少女ソフト売り上げランキング TOP50 PC NEWS No.210(12/01~12/31)”. PC NEWS. PEAKS. 2007年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月8日閲覧。
- ^ アールエスケイ株式会社 (2007年2月22日). “「戦国ランス」PC NEWS紙 2006年間ランキング1位獲得記念POP”. 2013年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年4月29日閲覧。
- ^ アリスソフト (2010年8月17日). “ハニワ開発室”. 2011年4月29日閲覧。
- ^ “2006年美少女ゲームランキング ヒロイン部門 結果発表”. 2016年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月20日閲覧。
- ^ “2006年美少女ゲームランキング 総合部門”. Getchu.com. 2012年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月20日閲覧。
- ^ “2006年美少女ゲームランキング シナリオ部門”. Getchu.com. 2016年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月20日閲覧。
- ^ “2006年美少女ゲームランキング 映像部門”. Getchu.com. 2016年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月20日閲覧。
- ^ “2006年美少女ゲームランキング システム部門”. Getchu.com. 2016年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月20日閲覧。
- ^ “読者が選ぶMY BEST ギャルゲーランキング50”. 電撃G's magazine. アスキーメディアワークス. 2007年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月16日閲覧。
- ^ a b “あの頃のゲーム、僕らのGOTY――誰しもがWiiリモコンを振り回していた2006年の個人ベストゲームは?”. IGN (2018年8月6日). 2019年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月20日閲覧。
- ^ 福山幸司 (2019年6月7日). “平成元年に始まり平成で終わった美少女ゲーム『ランス』シリーズを振り返る。各種文献から見るアリスソフトとTADA氏の軌跡”. 電ファミニコゲーマー. 2019年6月12日閲覧。
- 戦国ランスのページへのリンク