バトル・ロワイアルの登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/27 05:55 UTC 版)
教師
- 林田 昌朗(はやしだ まさお)
- 演 - 中井出健
- 城岩中学3年B組の担任教師。痩せ型で、度の強い眼鏡をかけていることから『トンボ』とアダ名付けされている。プログラムに反対し、生徒を庇うが政府に射殺される。その後、遺体はプログラムの説明の際に生徒達に晒され、プログラムという現実を認識させるために利用された。漫画版では転入直後の川田と話す場面が追加されており、川田の喫煙を穏やかに咎めるよき教師としての姿を見せる。
- 年齢は不明だが、映画版では無精髭を生やした中年、漫画版では初老である。また、映画版ではキタノと比較すると生徒と年齢も比較的近いために、一緒に遊べるテンションを持っていた(修学旅行に向かうバスの中でも、女子生徒たちと仲良くゲームをして遊ぶ描写が存在する)。そのため、殺されたのは上述の通りBR法実施に反対したからであるが、キタノによる嫉妬も大きかったとされる[17]。
- 坂口 健一郎(さかぐち けんいちろう)
- 漫画版のみの登場人物。城岩中学の体育教師。
- 柔道でオリンピックの選抜までいった。三村に曝されたパンツが豹柄だったため男子からジャガーと呼ばれている。柔道の授業で生徒(杉村)が降参しているにもかかわらず無視して失神させるなど教師以前に人としての道徳心に欠ける面が目立つ。桐山と対戦した際に予想外に桐山が手強く、あっさり投げ飛ばされた為に、面子を潰された事に怒りを覚え、顔面を殴打するという大人気ない行動に出たが[19]、桐山に報復として右目を抉り出されてしまう。
その他
- エディ
- 慈恵館で飼育されていた犬。5年前に門の前で轢き逃げされて死亡した。映画版では登場しない。
- 舞(まい)
- 声 - 岩村愛
- 映画版のみの登場人物。城岩学園中学校3年B組の1つ前に実施されたバトル・ロワイアルの優勝者であり、映画の冒頭シーンにて登場。バトル・ロワイアル終了後、自衛隊員にガードされながらも多数の報道陣に囲まれた際に、血まみれの姿で不気味な笑顔を浮かべていた。支給武器は「呪いの人形」。
- 続編である「バトル・ロワイアルII 鎮魂歌」にも引き続き出演しており、ここでは七原が率いる反BR法組織「ワイルドセブン」の一員として登場する。また、前作では名前は不明だったが、当作で「舞」という名前である事が明らかになっている。なお、前作の支給武器である「呪いの人形」は今作でも大切に所持している。
- ちなみに今作でこの役を演じた岩村愛は、当初は主役である中川典子役にキャスティングされていたのだが、怪我をして前田亜季と交代となってしまい、前回優勝者の少女役として出演したという経緯が存在する。
- 栞(しおり)
- 声 - 前田愛
- 映画版のみの登場人物。キタノの娘。劇中では姿は見せず声のみの出演となっている。何回か携帯に電話をかけてくるが、病弱な母親が体調が悪いなど、業務的な報告が多い[17]。父であるキタノの事を「おじさん」呼ばわりしたり、電話での会話中に「別に帰ってこなくていい」「電話でも息しないでくれる?臭いがこっちまで来てクサいから」などと突っぱねるなど、かなり嫌っている様子。キタノとは彼が死ぬ間際に電話で最後の会話をし、「人のこと嫌いになるってのは、それなりの覚悟しろってことだぞ。」という言葉を残された。
- 続編である「バトル・ロワイアルII 鎮魂歌」では、女子生徒側の主人公・キタノシオリとして登場する。ここでは自らBRに志願しており、次期参加が内定していた鹿之砦中に転入している。また、僅かながらキタノと絡むシーンも存在する。
- 少年A
- 七原の記憶に登場する殺人者。本来ならば現状の少年犯罪の象徴として映画版に登場する予定だったが、実現されなかった(理由は不明)[9]。
- 堀辺 大和(ほりべ やまと)
- 漫画版の番外編のみの登場人物。大東亜共和国の格闘家。
- 格闘技の試合を見に来ていた相馬と肉体関係を持つが、後に彼女に薬物を盛られ、カードなどの暗証番号を聞き出されて大金を奪われた挙句、その薬の幻覚症状によって運転中に崖から転落死する。
- ^ 文庫化の際にレミントンM31RSの「RS」を削除
- ^ 先述した様々な傷跡もそのときのもの。
- ^ 『バトル・ロワイアル・インサイダー―BRI』太田出版、360P頁。
- ^ 禁止エリアに誘導して爆死に追い込んだ月岡、桐山に致命傷を負わされた川田を含むと13人。漫画版では杉村と琴弾も殺したため15人。映画では原作と同じく計13人の生徒を殺害(殺害された面子は微妙に異なり、稲田は殺害しておらず、代わりに飯島を殺害している。また月岡を直接殺害しているため、プログラム中の記録は12人となる)。
- ^ 映画版ではあくまでノリであって顔については主に言及されていない。
- ^ 父がゲイバーを経営しているという設定は原作、漫画同様。
- ^ 公式ガイドブック 2000, p. 27.
- ^ そのため灯台で七原を看病した際に遠回しに告白するも七原からは意味も分からずただ困惑されている。
- ^ a b c 公式ガイドブック 2000, p. 68.
- ^ 単行本では「コルト・ハイウェイ・パトロールマン」という実在しない拳銃名となっている
- ^ a b c d 公式ガイドブック 2000, p. 17.
- ^ 公式ガイドブック 2000, p. 67.
- ^ a b 公式ガイドブック 2000, p. 66.
- ^ 公式ガイドブック 2000, p. 18.
- ^ 公式ガイドブック 2000, p. 19.
- ^ 公式ガイドブック 2000, p. 20.
- ^ a b c d e f g 公式ガイドブック 2000, p. 58.
- ^ a b ただし、「天使たちの国境」の原作シナリオには名前は書かれていない。
- ^ B組の男子生徒たちをはじめ、三村からも「やれやれだぜ」と呆れられていた。
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