サンセリフ (架空の国)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/04 00:53 UTC 版)
続報
『ガーディアン』はサンセリフの設定をこの年以降も続けて用いた。1978年のエイプリルフールには、今度はサンセリフで発行されている12紙の紙面という触れ込みで、イギリス各紙のパロディ版を掲載した。このうちの1紙、「SS GURDIAN」によれば、サンセリフは1977年10月には南シナ海にあったが、1978年時点ではイギリス沖にあり、セミコロンが上下逆になった姿になっているとされている。
- SS GUARDIAN(ガーディアン)
- SS FINANCIAL TIMES(フィナンシャル・タイムズ)
- THE SS TIMES(タイムズ)
- SS Morning Star(モーニング・スター、英国共産党による日刊紙)
- SS Mirror(デイリー・ミラー)
- The SSun(ザ・サン)
- SS Express(デイリー・エクスプレス)
- SS Daily Mai(デイリー・メール)
- The SS Irish Times(アイリッシュ・タイムズ)
- The SS Telegraph(デイリー・テレグラフ)
- SS Sunday Times
- News of the SS World(ニュース・オブ・ザ・ワールド)
1999年のエイプリルフールにはサンセリフ再訪報告記事を掲載した[13]。
参考文献
- Wainwright, Martin (2008), The Guardian Book of April Fool's Day, Aurum Press, ISBN 978-1-84513-344-3
関連項目
- ひょっこりひょうたん島 - 海上を漂流する架空の島。
- ^ 架空の国としてのサンセリフの綴り(San Serriffe)は、書体の総称として用いられるサンセリフの綴り(Sans-serif)とは異なっている。日本語文献でこの国を紹介する場合、綴りを反映して「サンセリフェ」「サンセリッフェ」などとする場合があるが、本項では『ウソの歴史博物館』(小林浩子訳)[1]の訳語に従い「サンセリフ」とした。以下、特に断りがない場合は「サンセリフ」の語は架空の国としてのサンセリフ(San Serriffe)を指す。
- ^ 特集記事が掲載された4月1日の時点ではまだ事故調査中で、同日のガーディアン紙には事故の調査状況や、被害者による訴訟を取り上げた記事が掲載されている[10]。
- ^ a b c アレックス・バーザ『ウソの歴史博物館』小林浩子訳、文藝春秋〈文春文庫〉、237-238ページ。ISBN 4-16-765159-9。
- ^ “GUIDE TO THE REPUBLIC”, Guardian: 17, (1 April 1977)
- ^ “LANDMARKS IN HISTORY”, Guardian: 17, (1 April 1977)
- ^ Arnold-Froster, Mark (1 April 1977), “The leader's rise to power”, Guardian: 18
- ^ Tucker, Anthony (1 April 1977), “Transposed by the tides”, Guardian: 21
- ^ Guardian: 1 Col.1, (1 April 1977)
- ^ Wainwright 2008, p. 67.
- ^ Guinness (1 April 1977), “How San Serriffe turned Guinness upside down.”, Guardian: 23
- ^ Kodak (1 April 1977), “If you've got a photograph of San Serriffe, Kodak would like to see it”, Guardian: 17
- ^ Hooper, John (1 April 1977), “Tenerife TV theory to be checked”, Guardian: 2
- ^ Wainwright 2008, pp. 68, 70.
- ^ Wainwright 2008, p. 70.
- ^ Sans, Berlin (1 April 1999), “Return to San Serriffe”, Guardian: G2 6-7
- サンセリフ (架空の国)のページへのリンク