preg_replace_callbackとは? わかりやすく解説

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preg_replace_callback

(PHP 4 >= 4.0.5, PHP 5)
preg_replace_callback — 正規表現検索を行い、コールバック関数を使用して置換を行う

説明

mixed preg_replace_callback ( mixed pattern, callback callback, mixed subject [, int limit [, int &count]] )
この関数の動作は、ほぼ preg_replace() と同じですが、 replacement の代わりに callback を指定するところが異なります。

パラメータ

pattern
検索するパターン。 文字列あるいは文字列の配列のいずれかとなります。
callback
このコールバック関数は、検索対象文字列でマッチした要素の配列が指定されて コールされます。このコールバック関数は、置換後の文字列を返す必要があります。
しばしば、1カ所だけで preg_replace_callback()用の callback関数が必要となることがあります。 この場合、create_function()を使用して、 preg_replace_callback() をコールする際 に使用するコールバック関数として匿名の関数を宣言することができます。 このようにすることにより、コールに関するすべての情報を 1 ヶ所に集め、 他の場所で使用されないコールバック関数名で関数の名前空間を 汚染しないようにすることができます。

例 1618. preg_replace_callback()create_function()
<?php
/* Unix 方式のコマンドラインフィルタです。
 * 段落の冒頭の大文字を、小文字に変換します。*/
$fp = fopen("php://stdin", "r") or die("標準入力から読み込めません");
while (!feof($fp)) {
   $line = fgets($fp);
   $line = preg_replace_callback(
       '|<p>\s*\w|',
       create_function(
           // ここでは単一引用符の使用が不可欠です。
           // そうでない場合は、$ をすべて \$ とエスケープします。
           '$matches',
           'return strtolower($matches[0]);'
       ),
       $line
   );
   echo $line;
}
fclose($fp);
?>


subject
文字列あるいは文字列の配列で、 検索および置換の対象となる文字列を指定します。
limit
subject 文字列における 各パターンの最大置換回数。デフォルトは -1 (無制限) です。
count
指定した場合は、置換を行った回数がここに格納されます。

返り値

preg_replace() は、 subject が配列の場合には配列を、 それ以外の場合は文字列を返します。
マッチするものが見つかった場合は新しい subject を返し、それ以外の場合はもとの subject をそのまま返します。

変更履歴

バージョン説明
5.1.0 パラメータ count が追加されました。

例 1619. preg_replace_callback() の例
<?php
// このテキストは 2002 に使われていたものなのですが、
// これを 2003 年対応の日付に変更したいのです
$text = "エイプリルフールの日付は 04/01/2002 です\n"; 
$text.= "この前のクリスマスの日付は 12/24/2001 でした\n"; 
// コールバック関数
function next_year($matches)
{
  // 通常は、$matches[0] がマッチした全体を表します。
  // $matches[1] は、マッチした中で、パターン内の最初の '(...)'
  // にあてはまる部分を表します。それ以降も同様です。
  return $matches[1].($matches[2]+1);
}
echo preg_replace_callback(
           "|(\d{2}/\d{2}/)(\d{4})|",
           "next_year",
           $text);

?>
上の例の出力は以下となります。

エイプリルフールの日付は 04/01/2003 です
この前のクリスマスの日付は 12/24/2002 でした

    


例 1620. カプセル化された BB code を処理するための、 preg_replace_callback() での再帰構造の使用
<?php
$input = "通常の位置 [indent] 字下げ [indent] もっと字下げ [/indent] 字下げ [/indent] 通常の位置";

function parseTagsRecursive($input)
{

   $regex = '#\[indent]((?:[^[]|\[(?!/?indent])|(?R))+)\[/indent]#';

   if (is_array($input)) {
       $input = '<div>'.$input[1].'</div>';
   }

   return preg_replace_callback($regex, 'parseTagsRecursive', $input);
}

$output = parseTagsRecursive($input);

echo $output;
?>


参考

preg_replace()
create_function()
callback 型に関する情報



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