karotter
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/07/19 04:16 UTC 版)
karotter(カロッター)は、日本のKaronNetWorkが開発・運営しているソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)である[1]。
マインクラフトサーバー「かろEarth(かろあーす)」の立ち上げ・運営者として知られるkaron(かろん)氏が発案し[2]、2026年にリリースされた。
開発者のkaron氏が元々中高生・若年層の間で広く認知されていた大規模コミュニティの管理者であった背景もあり、2026年3月の正式リリース直後より、主に若年層のインターネットユーザーの間で注目を集める国産SNSとなった[3]。
ウェブブラウザ版のほか、Android向けにはAPKパッケージの形でアプリが配布されている。 [4]
概要
BlueskyやXに似たマイクロブログ形式のSNSだが、個人開発ならではのフットワークの軽さを活かし、ユーザーの要望を取り入れた独特なシステムが短いスパンで次々と実装されているのが特徴的である。
2026年4月には「漢字<<かんじ>>」と入力することで自動的にふりがなを表示させる「ルビ振り機能」が追加されたほか、同年6月頃には数式表示システム(KaTeX)やMarkdown記法に対応。さらに7月にはサーバー維持・機能拡張のためのサブスクリプションサービスを開始するなど、個人開発の国産SNSとして独自の進化を続けている。
機能
投稿機能(カロート)では、テキストに加えて画像、動画、音声(MP3)ファイルを添付できる。投稿の制御システムが比較的細かく、自動投稿や自動消滅設定、公開範囲の限定、年齢制限、簡易的な投票機能なども標準で備わっている。
また、ユーザー同士のコミュニケーションを活性化させるための機能が多数内包されている。1対1のチャットから、過去に100人規模のグループチャットも可能な「DM(ダイレクトメッセージ)機能」をはじめ、リアルタイムでの音声雑談や画面共有が可能な「スペース」、複数人で1つのキャンバスに同時描画して遊べる「絵チャット」、匿名での「質問機能」などが実装されている。
その他、5chのようなスレッドフロート型で議論や雑談が行える「掲示板」、ユーザーが作成した長文コンテンツを掲載できる「ニュース」、Instagramのように写真をタイル状に一覧表示・共有できる「タイムライン機能」など、既存の多様なSNSの性質を掛け合わせたプラットフォームとなっている。なお、特定メンバーにのみ投稿を公開する「サークル」や、特定アカウントを抽出して追うことができる「リスト」などのタイムライン整理機能も一通り揃っている。
ミームとコミュニティ用語
利用層は日本の若い学生世代が中心となっており、クローズドな気風も手伝って独自の身内ノリやコミュニティ用語(インターネット・ミーム)がいくつか定着している。
その中でも広く知られているのが「ポポと岐阜」というフレーズである。これは初期のコミュニティ内でユーザー同士が俳句を詠んで遊んでいた際、秋の季語である「ホトトギス」の響きが「ポポと岐阜」に聞こえる、と投稿されたことがきっかけで定着した。この脱力感のある語感がウケたことで瞬く間にミーム化し、その後「ピピと佐賀」「ナナの長野」「ぺぺと登米」といった、似た響きを持つ地方都市絡みのパロディフレーズが次々とユーザー間で作成されるなど、一種の定番ネタとして親しまれている[5]。
脚注
- ↑ karotter利用規約 - KaronNetWorkg(2026年7月17日閲覧)
- ↑ 【マイクラ】かろEarthを作った高校生! かろん karotter - ガクハマ(YouTube番組、2026年4月17日公開、2026年7月17日閲覧)
- ↑ 新たな国産SNS「karotter」が登場、マインクラフト運営者が仕掛ける独自のコミュニティ - Tittiby(あしたの経済新聞、2026年3月22日公開、2026年7月17日閲覧)
- ↑ [https://karotter.com/karon/status/222/
- ↑ ポポと岐阜の解説 - karotter公式Wiki(2026年7月17日閲覧)
関連項目
外部リンク
- karotterのページへのリンク