Wplace
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/07/30 13:45 UTC 版)
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| URL | wplace |
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| 言語 | 英語 ポルトガル語 |
| 運営者 | Wplace |
| 設立者 | ムリロ・マツバラ |
| 登録 | 編集する場合必要 |
| 開始 | 2025年7月21日 |
| 現在の状態 | アクセス可能 |
Wplace(ダブリュープレイス)は、2025年7月21日に公開されたドット絵共同制作ウェブサイト。日系4世のブラジル人プログラマーであるムリロ・マツバラが開発した[1]。ユーザーは世界地図上にピクセルを1つずつ配置することでキャンバスを編集することができる。このウェブサイトは、Redditでホスティングされていた協同プロジェクトであるr/placeが元となっている。
概要
ユーザーは、4兆ピクセルを有するオンラインキャンバス上の世界地図に絵を描くことができる[2]。新規ユーザーは、配置できるピクセルの上限数が60個まで制限された状態から開始する。ピクセルを一定数配置してレベルが上がるとゲーム内通貨「Droplets」を獲得でき、それを使いピクセルの回復やピクセル上限の解放などを行える。また、30秒ごとにピクセルが一つずつ回復する[3][4]。
サイト内には、どの国や地域に最も多くのピクセルが配置されているかを示すランキングもあり、2026年7月30日時点でのトップはアメリカ合衆国で、83億ピクセル以上配置されている。このようなルールにより、ユーザー間で頻繁に競争が発生し、各ユーザーは自分の絵を完成させようとして、前そこにあった絵や隣接する絵を消してしまうことがある[3]。
4日間で100万人以上のユーザーを集め、TikTok、Reddit、Xなどのプラットフォームで人気を博し、特にドイツやブラジルなどで人気が高まった[2]。ユーザーは、著名なコンピュータゲーム、アニメ、ミーム、インターネット文化を基にした絵をよく描く[5]。『Among Us』、『DELTARUNE』、『Hollow Knight』、『星のカービィ』、『ポケットモンスター』、『オーバーウォッチ』、『ソニック』、『マリオ』、『OneShot』、『UNDERTALE』、『スターデューバレー』といったコンピュータゲーム作品のキャラクターが、このサイトで頻繁に描かれている[6][7][8][9]。Wplaceは、企業の事務所がある場所にアートが制作されるなどで、ファンと企業のコミュニケーションを図る試みとしても活用された[5][10]。
ユーザー文化
ポップカルチャー
アニメ作品やゲーム作品の舞台地となった地域の地図上に、その作品に因んだファンアートを描くユーザーもいる。例として『新世紀エヴァンゲリオン』の舞台である箱根や、『Ghost of Tsushima』の舞台である対馬に作品のロゴやキャラクターが描かれている[11]。
政治的主張
領土問題を抱える地域などの地図上では、ユーザーが政治的な主張のためにドット絵を描くことがある。英国とアルゼンチンが領有権を争うフォークランド諸島や、日本と韓国が領有権を争う竹島、ペルーとコロンビアが争うアマゾン川のサンタ・ローザ島などの地図上では、ユーザーが当事国の国旗を描いたり塗り替えるなどの攻防が見られる[1][12]。
トラブル
同接数が非常に多いため、ウェブサイトでは多くの技術的問題が発生し、既存のユーザーがキャンバスを編集できるにもかかわらず、新しいユーザーが登録できないという問題が発生した[2]。
わずか数日でユーザー数が200万人まで増加したことで、膨大なトラフィックを想定できずこのサイトが利用しているオープンソースの無料地図サービスであるOpenFreeMapに毎秒10万件のリクエストが殺到し、地図タイルが欠損するなどの不具合が発生した[13]。
脚注
- 1 2 Inc, Nikkei (2025年10月25日). “沖ノ鳥島がメガロポリスに 「Wplace」1000万人の落書き地図”. 日本経済新聞. 2026年7月30日閲覧。
- 1 2 3 Weatherbed, Jess (2025年8月11日). “This collaborative doodling website is like Google Maps plus MS Paint” (英語). The Verge. 2025年8月12日閲覧。
- 1 2 Nadim, Mynul Islam (2025年8月12日). “wplace Craze Sweeps Internet: Inside the Global Pixel Canvas Phenomenon” (英語). Bangla news. 2025年8月13日閲覧。
- ↑ “世界の“ドット絵職人”集結「Wplace」がスゴイ 京都にマリオ、札幌にミク……東京やパリは超カオス”. ITmedia NEWS. ITmedia (2025年8月21日). 2025年8月30日閲覧。
- 1 2 Valentine, Rebekah (2025年8月11日). “Game Fans (And Trolls) Are Racing To Claim Pixels in Wplace” (英語). IGN. 2025年8月12日閲覧。
- ↑ Williams, Leah J. (2025年8月12日). “Wplace is a new online map where gamers are 'painting the world'”. Screenhub. 2025年8月12日閲覧。
- ↑ Lewis, Catherine (2025年8月8日). “Deltarune's beloved Spamton is everywhere and Persona 3 fans are turning Japan's real-life Port Island into a JRPG mural in this viral web app that's seeing pixel artists literally take over the world”. GamesRadar+. 2025年8月13日閲覧。
- ↑ Robertson, Joshua (2025年8月9日). “Wplace Is A Live Interactive World Map You Can Draw On, And It's Already Been Overrun By Deltarune Fans”. TheGamer. 2025年8月13日閲覧。
- ↑ “Everywhere I go on Wplace, I see his face - Genshin Impact's Wanderer, Persona 5’s Joker, and Deltarune’s Tenna to be exact”. Pocket Tactics (2025年8月14日). 2025年8月16日閲覧。
- ↑ Makar, Connor (2025年8月11日). “Hytale Fans paint #SaveHytale art over Riot Games' Office on Wplace, protesting its cancellation” (英語). Eurogamer.net. 2025年8月12日閲覧。
- ↑ 「地図上にドット絵のラクガキができちゃうサービス『wplace』がSNSで話題に。著名な作品の聖地はドット絵で溢れ、「どこが聖地なのか一目みてわかる」「ずっと眺めてしまう」「ドット絵職人がいる」と多数のコメント」『電ファミニコゲーマー』株式会社マレ、2025年8月12日。2025年8月18日閲覧。
- ↑ NolascoSeguir, Por Edwin Montesinos (2025年8月9日). “Wplace en Perú: El fenómeno viral donde miles de peruanos pintan el mapa del mundo con píxeles” (スペイン語). infobae. 2026年7月30日閲覧。
- ↑ “地図上にみんなでお絵描きできる「Wplace」が原因でOpenFreeMapに1秒当たり10万件のリクエストが殺到したが耐えきることに成功 - GIGAZINE”. gigazine.net (2025年8月12日). 2025年9月30日閲覧。
- Wplaceのページへのリンク