RATATATAとは? わかりやすく解説

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RATATATA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/08 13:23 UTC 版)

「RATATATA」
BABYMETAL x Electric Callboyシングル
初出アルバム『METAL FORTH
リリース
規格 デジタル・ダウンロードストリーミング
ジャンル J-POPヘヴィメタルメタルコアエレクトロニコア
時間
レーベル Century Media RecordsSony Music Records
作詞 Kevin RatajczakNico Sallach、Pascal Schillo、Daniel Haniß、MK-METAL
作曲 NORiMETAL、Kevin Ratajczak、Nico Sallach、Pascal Schillo、Daniel Haniß
プロデュース Kevin Ratajczak、Nico Sallach、Pascal Schillo、Daniel Haniß、KOBAMETAL、Manuel Renner
チャート最高順位
BABYMETAL シングル 年表
LEAVE IT ALL BEHIND
(2024年)
RATATATA
(2024年)
from me to u (feat. Poppy)
(2025年)
Electric Callboy シングル 年表
Hurrikan
(2022年)
RATATATA
(2024年)
Elevator Operator
(2025年)
ミュージックビデオ
BABYMETAL x @ElectricCallboy - RATATATA (Official VIDEO) - YouTube
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RATATATA」(ラタタタ)は、日本のダンスユニットBABYMETAL(以下BM)と、ドイツのバンドエレクトリック・コールボーイ英語版(以下EC)とのコラボレーション・シングル。2024年5月23日センチュリー・メディア・レコード/Sony Music Recordsから、配信シングルとして全世界で同時リリースされた[15]

概要

アイドルXメタルのBMと、メタルコア/エレクトロニコア界で名が知られる、ドイツのパーティ・バンドECによる、2者のスタイルを融合する試みがなされた楽曲で、双方の世界をシームレスに混ぜ合わせ、爽快で新しい限界へと、音楽を押し上げているような作品になっている[15]

背景、制作

映像外部リンク
Babymetal, Download Festival 2024│'RATATATA' With Electric Callboy│Interview - YouTubeのRock Sound公式チャンネルへのリンク。
Electric Callboy - WE GOT THE MOVES (OFFICIAL VIDEO) - YouTubeのElectric Callboy公式チャンネルへのリンク。

当楽曲が連名で企画された理由について、2024年に開催された英ロックフェス「ダウンロード・フェスティバル」会場での英『ロック・サウンド英語版』誌のインタビューで、BMでボーカルを務めるSU-METALは「元々エレクトリック・コールボーイの「We Got the Moves」みたいなライブで盛り上がる曲を作りたいと考えていて、せっかくだからご本人に一緒に作れないかオファーしたら、快く受け入れてくれた。お互い、曲の作成に真摯に向き合うタイプだったので、ものすごくたくさんデモを送りあって、時間をかけて出来上がった。」と語っている。

具体的な制作経緯については、英『ケラング!』誌のインタビューで、ECのメンバーであるケヴィン・ラタイジャック英語版(ボーカル/キーボード)とニコ・サラック英語版(ボーカル)によると、コラボレーションは、両バンドがアメリカツアーを偶々並行して行っていた時期に始まっており、ECがボストンに滞在中の際、BMのエージェント(KOBAMETAL)からメールを受け取り、会合とECのライブ観覧を依頼された。BMのメンバーはステージ上のバルコニーから数曲を観覧し、楽しげにダンスを披露したことがきっかけで、コラボレーションの話し合いが進められたとされる[16]

一方で楽曲制作は難航し、約20種類の異なるバージョンを制作したとされ、両バンドのアイデアが合わず、互いの提案を却下するケースも多かったが、50/50のバランスを目指して調整を続けた。作風はECの楽曲「We Got The Moves」を基調としつつ、よりBMらしいスタイルに仕上げる方向で進められた。アイデアの交換では、相手側のコンセプトを自ら演じる形で試行錯誤が行われ、例えばブレイクダウン前の《RATATATA》パートはECの提案で、ガーリーなボイスを加えるアイデアをBMが高いクオリティで実現したという[16]

制作期間は2〜3か月で、時差のあるメールのやり取りが主に行われ、締め切りによるプレッシャーが進捗を加速させ、集中作業が続いた。ECの2人はこのプロセスを「ミュージシャンとして成長できる最高の経験」と振り返り、BMの構造的な作業スタイルが自身の創造性を広げたと語っている[16]

音楽性

歌詞に登場する《Ra-ta-ta-ta-ta-ta》《Bun-bun-bun》といったフレーズ[17]や、昭和ディスコから生まれた《Fu! Fu!》という合いの手[18]のほか、サウンドはトランス[17]テクノ四つ打ちダンス・ミュージックなどを取り入れた、ラウドロックな音作りを特徴としている[18]

批評

  • 音楽ライターのノイ村は、総合カルチャーサイト『リアルサウンド』にて「「feat.」(フィーチャリング)表記ではなく連名で発表された本楽曲は、BABYMETALの透き通った歌声&キュートな掛け合いと、エレクトリック・コールボーイらしい重厚でありながらもキャッチーに突き抜けたハイテンションなサウンドが、まさに正面からぶつかり合ったような会心の仕上がり」と評している[17]
  • 音楽ライターのジョン・ハドゥセックは、米オンラインマガジン『コンシクエンス英語版』で「このコラボは「ダンスメタル」の第一人者同士が結集したもので、その名に恥じない仕上がりだ。テクニカルなメタルリフが脈打つEDMビートに融合され、BABYMETALとエレクトリック・コールボーイがボーカルを分担——前者が高音域のメロディを担当し、後者がグロウルやメタルコア調のヴォーカルを奏でる。」と語っている[19]
  • 音楽ライターのリッチ・ホブソンは、英メタル専門誌『メタル・ハマー英語版』(2025年)で「両バンドの輝かしい要素をすべて、驚くほど中毒性の高い見事なパッケージに凝縮。エレクトリック・コールボーイの90年代ユーロトラッシュ・スタイルが、BABYMETALのかわいいエネルギーと見事に融合している。」と述べている[20]
賞賛・栄誉
  • 音楽アワード「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」において、「最優秀クロスボーダー・コラボレーション楽曲賞」5曲のうちの1曲にノミネートされた[21]
  • 米HR/HMウェブマガジン『ラウドワイヤー英語版』の「2024年最高のロック&メタル楽曲67選」(順不同)と特集した記事で選ばれた[22]
  • 英『メタル・ハマー』の「2024年に私たちを驚かせた10の素晴らしいメタル・コラボレーション」(順不同)と特集した記事で選ばれた[24]

チャート成績

日本

日本では、オリコンチャートにおいて、2024年5月23日付のデイリーデジタルシングルで5位[2]、リリース初週の6月3日付週間デジタルシングルで2,369ダウンロードを記録し22位[1]に、Billboard JAPANの6月3日付Download Songsで24位[3]にチャートインした。

日本国外

アメリカでは、ビルボードの全米チャートで、6月8日付のロック・デジタル・ソング・セールスで9位[4]、ハード・ロック・デジタル・ソング・セールスで1位[6]、6月15日付のホット・ハード・ロック・ソングスで6位[5]にチャートインしたほか、同チャートのホット・ハード・ロック・ソングスで2024年の年間25位[7]にチャートインしている。なお、ハード・ロック・デジタル・ソング・セールスでの1位は、BMとEC共に、自身の楽曲としては初の記録となっている[25]

ヨーロッパ地域では、イギリスオフィシャル・チャート・カンパニーの5月31日付のシングル・セールスで23位[8]、シングル・ダウンロードで22位[9]、6月7日付のロック・アンド・メタル・シングルで22位[10]にチャートインした。

また、同地域のそのほかの国のシングルチャートでは、ドイツのGfK・エンターテインメント・チャート英語版で55位[11]ニュージーランドオフィシャル・アオテアロア・ミュージック・チャート英語版で39位[12]オーストリアエードライ・オーストリア・トップ40で66位[13]にそれぞれチャートインしている。

オセアニア地域では、オーストラリアARIAチャートにてデジタル・トラックで24位[14]にチャートインした。

ミュージック・ビデオ

当楽曲のミュージック・ビデオ(以下MV)は、BMの公式YouTubeチャンネルにて、2024年5月24日に公開されており[15]、YouTubeの週間MVランキングでは、ドイツで3位[26]、イギリスで19位[27]、日本で60位[28]、世界で92位[29]にランクインし、公開から20日後の6月13日には900万回再生を突破した[30]ほか、公開から1年後にはBMのMV総再生回数でTOP5入りを果たしている[18]

映像は、ミラーボール姿のECが壁を破壊したり、BMがカラオケを披露するシーンなどの内容で構成されている[31]

映像外部リンク
"RATATATA" - BABYMETAL x Electric Callboy Breakdown│#FilmedOnAtlas - YouTubeのAtlas Lens Co.公式チャンネルへのリンク。
Electric Callboy x @BABYMETAL - RATATATA LIVE at Rock am Ring 2024 (Remixed & Mastered) - YouTubeのElectric Callboy公式チャンネルへのリンク。

また、2024年10月19日に、MVのメイキング・ビデオ(舞台裏映像)がECの公式YouTubeチャンネルで公開されたほか、2024年10月5日には、撮影監督のフロリアン・バーワンガーによるMVの解説(ブレイクダウン)が、米アトラスレンズ株式会社の公式YouTubeチャンネルで公開された。

なお、当楽曲のライブMVは、2024年6月7日、BMの公式YouTubeチャンネルで公開されており、映像は、同年5月25・26日にさいたまスーパーアリーナにて開催された、BMが初めて主催したフェス「FOX_FEST」の模様が収録されている[32]ほか、同年8月6日には、独ロックフェス「ロック・アム・リング 2024」におけるパフォーマンスの映像が、ECの公式YouTubeチャンネルで公開されている。

ライブ・パフォーマンス

2024年5月25・26日に、BMが主催するフェス「FOX_FEST」で、BMのステージに、ECのヴォーカルを担当するニコ・サラックと、ケヴィン・ラタイジャックがゲスト出演して、当楽曲を初披露した[33]

また、ドイツで同年に開催されたロックフェス「ロック・イム・パルク」(6月7日)や「ロック・アム・リング」(6月8日)でも、BMとECが共に出演して、各々のステージで披露している[30]

タイアップ

2024年8月に、アメリカのプロレス団体WWEが主催する、ドイツ・ベルリンで開催のPPV大会『バッシュ・イン・ベルリン英語版』の公式テーマソング[34]や、2025年2月に発売された、WWE公式プロレスゲームシリーズの2025年版『WWE 2K25』のサウンドトラック[35]に当楽曲が採用されている。

脚注

  1. 1 2 週間 デジタルシングル(単曲)ランキング 2024年06月03日付#22”. ORICON STYLE. オリコン株式会社. 2024年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月25日閲覧。
  2. 1 2 デイリー デジタルシングル(単曲)ランキング 2024年05月23日付#5”. オリコン株式会社. 2024年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月25日閲覧。
  3. 1 2 Billboard JAPAN Top Download Songs 2024年05月29日公開#24”. Billboard JAPAN. 株式会社阪神コンテンツリンク. 2024年5月29日閲覧。
  4. 1 2 Billboard ROCK DIGITAL SONG SALES 2024年06月08日付 #09 (英語). 2024年6月7日閲覧。
  5. 1 2 Billboard HOT HARD ROCK SONGS 2024年06月15日付 #06 (英語). 2024年7月5日閲覧。
  6. 1 2 Billboard HARD ROCK DIGITAL SONG SALES 2024年06月08日付 #01 (英語). 2024年7月5日閲覧。
  7. 1 2 Year-End Charts: Hot Hard Rock Songs (2024) (英語). 2024年12月13日閲覧。
  8. 1 2 UK Official Singles Sales Chart on 31/5/2024│31 May 2024 - 6 June 2024 #23 (英語). The Official UK Charts Company. 2026年1月25日閲覧。
  9. 1 2 UK Official Singles Downloads Chart on 31/5/2024│31 May 2024 - 6 June 2024 #22 (英語). The Official UK Charts Company. 2024年6月1日閲覧。
  10. 1 2 UK Official Rock and Metal Singles Chart on 7/6/2024│7 June 2024 - 13 June 2024 #22 (英語). The Official UK Charts Company. 2024年6月13日閲覧。
  11. 1 2 OFFIZIELLE DEUTSCHE CHARTS TOP 100 SINGLE-CHARTS 31 Mai, 2024 #55 (ドイツ語). OFFIZIELLE DEUTSCHE CHARTS. 2024年6月15日閲覧。
  12. 1 2 Official Aotearoa Music Charts - Hot 40 Singles│31 May–06 June 2024 #39 (英語). Official Aotearoa Music Charts. 2026年1月25日閲覧。
  13. 1 2 Austria Top 40 - Singles Top 75 04.06.2024 #66 (ドイツ語). austriancharts.at. 2026年1月25日閲覧。
  14. 1 2 “The ARIA Report: Week Commencing 3 June 2024”. The ARIA Report (Australian Recording Industry Association) (1787): 9. (June 3, 2024).
  15. 1 2 3 BABYMETAL xエレクトリック・コールボーイ、コラボ楽曲「RATATATA」リリース&MV公開”. CDJournalニュース. 株式会社音楽出版社 (2024年5月23日). 2026年1月25日閲覧。
  16. 1 2 3 エマ・ウィルクス (2025年8月25日). Electric Callboy on their BABYMETAL collab: “It was one of… (英語). ケラング!. 株式会社ウェイステッド・タレント. 2026年1月25日閲覧。
  17. 1 2 3 ノイ村 (2024年6月28日). BABYMETALは海外アーティストが強く求める存在に BMTH、Electric Callboy……コラボ曲から考察”. RealSound. 2026年1月25日閲覧。
  18. 1 2 3 阿刀大志 (2025年8月8日). 音楽専門誌『ぴあMUSIC COMPLEX』連動企画(第225回)BABYMETAL新時代の扉を開く記念碑『METAL FORTH』がいよいよ全世界発売。『PMC Vol.36』掲載中の全曲紹介を特別公開!”. ぴあ音楽. ぴあ株式会社. 2026年1月25日閲覧。
  19. ジョン・ハドゥセック (2024年5月23日). BABYMETAL and Electric Callboy Unveil New Song "RATATATA" (英語). コンシクエンス英語版. 株式会社コンシクエンス・メディア. 2026年1月25日閲覧。
  20. リッチ・ホブソン (2025年1月13日). “The 50 best metal songs of 2024” (英語). メタル・ハマー英語版 (株式会社フューチャー) 2026年1月25日閲覧。
  21. 「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」主要部門ノミネート作品を柴那典や松島功が解説、発表会レポート”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2025年4月17日閲覧。
  22. The 67 Best Rock + Metal Songs of 2024 (英語). ラウドワイヤー英語版. タウンスクエア・メディア英語版 (2024年11月25日). 2026年2月11日閲覧。
  23. ジェームズ・ウィルソン=テイラー (2024年12月19日). “Rock Sound's Top 24 Songs Of 2024” (英語). ロック・サウンド英語版 2026年2月11日閲覧。
  24. マット・ミルズ (2025年1月23日). 10 brilliant metal collabs that took us by surprise in 2024 (英語). メタル・ハマー英語版. 株式会社フューチャー. 2026年2月11日閲覧。
  25. ヒュー・マッキンタイア (2024年6月8日). “BABYMETALが初の全米1位 「最も売れたハードロック曲」に”. フォーブス日本版 (リンクタイズ株式会社) 2026年1月25日閲覧。
  26. ウィークリー ミュージック ビデオ ランキング May 24 - May 30, 2024 ドイツ#03”. YouTobeChart. 2024年6月13日閲覧。
  27. ウィークリー ミュージック ビデオ ランキング May 24 - May 30, 2024 UK#19”. YouTobeChart. 2024年6月13日閲覧。
  28. ウィークリー ミュージック ビデオ ランキング May 24 - May 30, 2024 日本#60”. YouTobeChart. 2024年6月13日閲覧。
  29. ウィークリー ミュージック ビデオ ランキング May 24 - May 30, 2024 グローバル#92”. YouTobeChart. 2024年7月6日閲覧。
  30. 1 2 BABYMETALとELECTRIC CALLBOYが語る、「RATATATA」制作の舞台”. RollingStone Japan (2024年6月13日). 2024年6月13日閲覧。
  31. Watch Babymetal embrace their silly side, do karaoke and team with glitter ball-wearing Electric Callboy in the completely crazy video for Ratatata (英語). メタル・ハマー. 株式会社フューチャー (2024年5月24日). 2026年1月25日閲覧。
  32. BABYMETALとElectric Callboyのコラボにアリーナ熱狂!「RATATATA」ライブ初披露時の映像公開(動画あり)”. 音楽ナタリー. 2024年6月8日閲覧。
  33. BABYMETAL、主催フェス〈FOX_FEST〉にてELECTRIC CALLBOY&POLYPHIAと共演”. CDJournalニュース. 株式会社音楽出版社 (2024年5月27日). 2024年6月8日閲覧。
  34. “Babymetal and Electric Callboy team up with WWE for Bash In Berlin with Ratatata” (英語). MetalHammer U. (2024年8月19日) 2024年8月20日閲覧。
  35. “Spiritbox, Babymetal, Gojira, Architects and more announced for the most metal WWE videogame soundtrack in years”. MetalHammer (英語). 2025年2月21日. 2025年2月22日閲覧.

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