Percivalとは? わかりやすく解説

Percival

名前 パーシヴァルパーシバル; パースィヴァル

パーシヴァル

(Percival から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 01:47 UTC 版)

パーシヴァル: Sir Percival / Perceval) はアーサー王伝説に登場する円卓の騎士の一人。聖杯探索の関連で最も有名な人物の一人。多くの国で長い時代に亘り語り継がれたため、言語・作品によってパーシヴァル、パースヴァル(以上英語)ペルスヴァル、ペルレスヴォー(以上フランス語)、パルジファル、パルツィファル、パルツィヴァール、パルチヴァール(以上ドイツ語)など様々な呼び方がある[1]。ペルスヴァル(Perceval)の語源としては、 perce(貫く)+val(谷)、すなわち「谷を駆け抜ける者」が有力である[2]。ウェールズに伝わる伝説の英雄ペレドゥル英語版を原型と見なす見方がある[3]


  1. ^ 天沢退二郎責任編集『週刊朝日百科 世界の文学56 ヨーロッパ I―6 アーサー王伝説、トリスタン物語ほか―神話の森から』朝日新聞社 2000.8.13。p.163
  2. ^ Joachim Heinzle: Wolfram von Eschenbach. Dichter der ritterlichen Welt. Leben, Werke, Nachruhm. Schwabe, Basel 2019. (ISBN 978-3-7965-3955-8; ISBN eBOOK (PDF) 978-3-7965-4009-7) S. 149では「谷を駆け抜けよ」(Durchdringe das Tal)。 一方、フィリップ・ヴァルテール『アーサー王神話大事典』(渡邉浩司・渡邉裕美子訳)、原書房、2018年(ISBN 978-4-562-05446-6)335-337頁によれば、「谷を見抜く者」。
  3. ^ マルカル, ジョン『ケルト文化事典』金光仁三郎、渡邉浩司訳、大修館書店、2001年。(ISBN 4469012726)137頁。
  4. ^ ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ『パルチヴァール』では、主人公の父ガハムレトは、後に主人公を産むヘルツェロイデと結婚する前に、黒人の女王ベラカーネと結婚し、フェイレフィースと命名される息子を儲けている。作品の後半で、異母兄弟のフェイレフィースとパルチヴァールは知り合いになり、二人は揃って聖杯城に赴く。


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