PDO->rollBack()

PHP関数リファレンス

PDO->rollBack()

(PHP 5 >= 5.1.0)
PDO->rollBack() — トランザクションをロールバックする

説明

class PDO {
bool rollBack ( void )
} PDO->beginTransaction() によって開始された 現在のトランザクションをロールバックします 有効なトランザクションがない場合にこのメソッドをコールすると エラーになります。
データベースがオートコミットモードに設定されている場合、 この関数はトランザクションをロールバックした後に オートコミットモードを元に戻します。
MySQL を含むいくつかのデータベースでは、DROP TABLE や CREATE TABLE のようなデータベース定義言語 (DDL) ステートメントがトランザクション中に 発行される場合、暗黙的なコミットが自動的に発行されます。 この暗黙的なコミットにより、そのトランザクション境界で 他のあらゆる変更をロールバックすることができなくなるでしょう。

返り値

成功した場合に TRUE を、失敗した場合に FALSE を返します。

例

例 1663. トランザクションをロールバックする
以下の例は、トランザクションを開始し、 変更をロールバックする前にデータベースを修正する 2 つのステートメントを発行します。 しかしながら MySQL では、DROP TABLE ステートメントは 自動的にトランザクションをコミットするので、 トランザクション中のどの変更もロールバックされません。
<?php
/* トランザクションを開始する。オートコミットがオフになる */
$dbh->beginTransaction();

/* データベーススキーマとデータを変更する */
$sth = $dbh->exec("DROP TABLE fruit");
$sth = $dbh->exec("UPDATE dessert
   SET name = 'hamburger'");

/* ミスに気づき、変更をロールバックする */
$dbh->rollBack();

/* データベース接続はオートコミットモードに戻る */
?>

参考

PDO->beginTransaction()

PDO->commit()