KXVOとは? わかりやすく解説

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KXVO

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/08/30 10:03 UTC 版)

KXVO

アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
都市 ネブラスカ州オマハ
チャンネル デジタル: 29(UHF)
仮想: 15
系列
所有者 シンクレア・ブロードキャスト・グループ
(KPTM Licensee, LLC)
開局 1994年7月21日
初放送 1995年6月10日 (1995-06-10)
識別信号の
意味
ローマ数字で15を意味する「XV」とオマハ(Omaha)
姉妹局 KPTM(英語版)
旧コールサイン KPQC(1994年7月21日 - 11月17日)
旧チャンネル番号
  • アナログ: 15(UHF、1995年 - 2009年)
  • デジタル: 38(UHF、2002年 - 2019年)
旧系列
送信所出力 630 kW
高度 475 m (1,558 ft)
Facility ID 23277
送信所座標 北緯41度4分15.9秒 西経96度13分32.3秒 / 北緯41.071083度 西経96.225639度 / 41.071083; -96.225639座標: 北緯41度4分15.9秒 西経96度13分32.3秒 / 北緯41.071083度 西経96.225639度 / 41.071083; -96.225639
免許機関 FCC
公開免許情報: Profile
CDBS

KXVO(チャンネル15)は、アメリカ・ネブラスカ州オマハにあるテレビ局で、デジタルマルチキャストネットワーク「ロアー(英語版)」の番組を放送している。シンクレア・ブロードキャスト・グループが所有・運営(英語版)しており、同じく同社が所有・運営するFOX/CWの共同提携局KPTM(英語版)(チャンネル42)と共に運営されている。両局は、オマハのファーナム・ストリート(Farnam Street)にあるスタジオを共同使用している。KXVOの送信所は、グレトナ(英語版)および州間高速道路80号線(I-80)(英語版)の南側に位置するプフルーグ・ロード(Pflug Road)にある。

歴史

1995年6月10日に、The WBの加盟局として放送を開始した。The WBはその約5ヶ月前となる同年1月11日に全米で開局していた。開局当初、KXVOはココラ・ブロードキャスティング(Cocola Broadcasting)が所有していたが、パッパス・テレキャスティング(英語版)がローカルマーケティング契約(LMA)に基づいて同局を運営していた。この間の約6ヶ月間、オマハではケーブルテレビや衛星放送を通じて、シカゴを拠点とする全国向けスーパーステーション(英語版)のWGNからThe WBの番組を視聴することができた。その後、ココラは2000年に同局をミッツ・テレキャスティング・カンパニー(Mitts Telecasting Company)へ売却した。ミッツ・テレキャスティングは、パッパスとのLMAを引き続き維持した。

2006年1月24日、CBSコーポレーションとタイム・ワーナーは、The WBとUPNが同年9月をもって放送を終了し、両ネットワークの番組を統合して、新たな「第5のネットワーク」となるThe CWを設立すると発表した。「CW」という名称は、両ネットワークの親会社であるCBS(UPNの親会社)と、タイム・ワーナー傘下のワーナー・ブラザース・エンターテインメント(Warner Bros. Entertainment)の頭文字に由来している[1][2]。2006年4月、KXVOはThe CWとの系列契約を結んだと発表した。これにより、同局ではThe CWが同年9月18日に開局すると同時に、同ネットワークの番組放送を開始した。

2009年1月16日、姉妹局のKPTMを含む複数のパッパス傘下のテレビ局が、連邦破産裁判所(英語版)の承認を受けたことを受け、ニュー・ワールドTVグループ(New World TV Group)に売却されることが発表された[3]。この売却が正式に完了した後も、KXVOとKPTMの間のローカルマーケティング契約(LMA)は継続された。

タイタンTVブロードキャスト・グループ(Titan TV Broadcast Group)は2013年6月3日、KPTMと、KXVOとの間で締結されていたLMA(KXVOは売却後もミッツ・テレキャスティングが所有権を維持)を含む、傘下のテレビ局の大半をシンクレア・ブロードキャスト・グループに売却すると発表した[4]。シンクレアは同年10月3日、この売却手続きが完了したことを発表した[5]。

2009年から2018年まで、KXVOはオマハから52マイル (84 km)離れたネブラスカ州の州都リンカーンにも、放送およびケーブルテレビを通じてサービスを提供していた。ただし、リンカーンはオマハとは別のテレビ市場に位置している。KXVOは開局以来、リンカーン-ヘイスティングズ-カーニー市場の東部地域でケーブルテレビによって再送信されていた。リンカーンに独自のWB/CW加盟局であるKCWL-TVが開局した後も、この扱いは続いた。KCWL-TVは、WB 100+(英語版)およびCW Plus(英語版)のサービスを放送していた。その後、KCWL-TVがFOX加盟局のKFXL-TV(英語版)へ移行すると、リンカーン-ヘイスティングズ-カーニー市場の西部で放送されていた全国向けのCW Plusフィードに代わり、KXVOは引き続きリンカーンの大半のケーブルテレビシステムで放送されていた。しかし2018年10月、グレイ・テレビジョンが所有するリンカーンのKCWH-LD(英語版)が、The CW Plusを通じて同市場のCW加盟局となった。これを受けて、KXVOはリンカーンのSpectrum(英語版)のケーブルテレビサービスから外され、チャンネル15にはKCWH-LDが代わって編成されることになった。

2022年3月29日、KXVOはATSC 3.0による放送を開始するための申請を行った[6]。これに伴い、既存のサブチャンネルは、現在使用されているATSC 1.0対応受信機でも引き続き視聴できるよう、KPTM、KMTV、KETVへ移す計画となっていた。ただし、KMTVおよびKETVへの移行については、それぞれの放送局を所有するスクリップス(Scripps)およびハースト(Hearst)との合意が必要とされていた。

2025年11月21日、シンクレア・ブロードキャスト・グループはKXVOを完全に買収すると発表し、これによりKPTMとの法的なデュオポリー(2局による寡占的な放送局所有)を形成することになった[7]。この買収は、同年12月4日に完了した[8]。

ニュース番組

KXVOは当初、「All Entertainment, All the Time(いつでも、すべてエンターテインメント)」というブランド名を掲げており、ニュース番組の優先順位は低かった。これは、KPTM(英語版)が自局向けのニュース部門の整備を進めていたためである。1990年代後半から2000年代初頭にかけて、午後6時台に、KPTMが制作する60秒間の「ニュース・アップデート(news updates)」を放送していた。これは、KPTMが21:00から放送するニュース番組を宣伝する目的のものだった。2001年、KXVOはKPTM制作による17:30のニュース番組を放送し、全国ネットのニュース番組と競合する計画を立て始めていた。しかし、同年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件と、それに伴う景気後退を受けて、この計画は延期され、最終的には中止された。もっとも、テロ事件発生後の数日間、KXVOではCNNヘッドラインニュースによるニュース報道を継続的に放送していた。

『The KXVO 15 10 O'Clock News』とパンプキン・ダンス

2005年12月、30分間の22:00のニュース番組『The KXVO 15 10 O'Clock News』を開始した。同番組はKPTMが制作し、今回はオマハの「ビッグ3」局(主要3ネットワーク加盟局)と競合する形となった。翌2006年4月には、元MTVのVJでリアリティー番組の司会者でもあったブライアン・マクフェイデン(英語版)がアンカーに起用された。しかし、僅か数ヶ月後にはカレントTV(英語版)へ移籍するため降板した。同年8月下旬、コメディアンでセカンド・シティ・トレーニング・センター(Second City Training Center)の卒業生でもあるマット・ガイラー(Matt Geiler)が、『The KXVO 15 10 O'Clock News』のアンカーに起用された。この頃には番組は、KPTMのスタッフが提供するニュースと、スケッチ・コメディー/即興コメディを組み合わせたハイブリッド型の番組へと変化していた。この時期を象徴する出来事の一つが、2006年のハロウィーン特別版である。番組終了前に事前収録されたコーナーで、ガイラーは黒い全身タイツ(ユニタード)を着用し、発泡素材でできたジャック・オー・ランタンのかぶり物を身につけ、墓地の映像を映したグリーンスクリーンの前で踊った。『The KXVO 15 10 O'Clock News』は2007年4月に打ち切られたものの[9]、この「パンプキン・ダンス(Pumpkin Dance)」は、その後も毎年ハロウィーンの時期になると話題になるバイラル動画およびインターネット・ミームとして長く残ることになった。番組終了後、KXVOのプロデューサーがこの映像をYouTubeにアップロード。その後、2000年代後半になってバズフィードやハフィントン・ポストなどのウェブサイトがこの動画を取り上げたことで再発見され、瞬く間にバイラル化した。以降、ソーシャルメディア上で数多くのインターネット・ミームの題材となり、特にザ・リビング・トゥームストーン(英語版)による「Spooky, Scary Skeletons(英語版)」のリミックスが人気を集めた後には、この曲と組み合わせた動画が広く拡散した[10][11][12]。

また、日本では、2021年6月11日に公開された映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」に登場する、オエンベリ軍の別働隊であり「マフティー・ナビーユ・エリン」を騙ったハイジャッカーに似ていることから、主題歌の[Alexandros]「閃光」をBGMに、同映像を編集かつ早回しした「連邦に反省を促すダンス」や「マフティーダンス」などと題したコラージュ動画がTwitterやYouTube、ニコニコ動画などにアップロードされている。2021年の「ガジェット通信 アニメ流行語大賞」にて、「○○に反省を促すダンス」として銅賞を受賞した[13]。

技術情報

サブチャンネル

同局のATSC 1.0チャンネルは、オマハの他のテレビ局の多重化(マルチプレックス)された(英語版)信号を通じて放送されている。

KXVO(ATSC 1.0)が提供するサブチャンネル[14][15][16]
チャンネル(英語版) 解像度 短縮名 番組編成 ATSC 1.0ホスト局
15.1 480i ROAR ロアー(英語版) KPTM(英語版)
15.2 TheNest ザ・ネスト(英語版) KMTV-TV
15.3 Charge! チャージ!(英語版) KETV
42.10 T2 T2 KPTM(英語版)
42.11 PBTV Pickleballtv(英語版) KPTM(英語版)

2008年10月、KAZO-LP(英語版)はトゥビジョン(英語版)の放送を終了し、停波となった。その後、アステカ・アメリカ(英語版)の番組は、オマハではKXVO 15.2へ、アイオワ州スーシティではKMEG(英語版) 14.2へ移された。この頃、KAZO-LPのアナログ放送は一時的に停止していたが、2009年10月には再びアナログチャンネル57の信号が放送されていることが確認された。しかし、KAZO-LPは2009年秋の後半に完全に停波し、その後はKXVO-DT2の局識別表示にも掲載されなくなった。2010年春までには、KMEG-DT2はKXVO-DT2から分離され、スーシティ地域向けの独自ローカルフィードを持つようになった。KXVO-DT2は、オマハ地域向けのディレクTVのローカル局パッケージでは、KAZO 57として提供されている。一方、ディッシュ・ネットワークでは同局を取り扱っていない。コックス(Cox)はかつて、KAZO-LPをアナログチャンネル68で再送信していたが、2007年に同局がトゥビジョン系列となった際に放送を取りやめた。その後、2008年にKAZO-LPがアステカ・アメリカへ戻った際にも、コックスは地元向け信号の再送信を再開しなかった。2010年6月にKPTM-DT3でエストレラTV(英語版)が追加されるまで、アステカ・アメリカはオマハ地域で地上波によって視聴できる唯一のスペイン語テレビネットワークだった。その後、2013年末から2014年初頭のいずれかの時期に、アステカ・アメリカは放送を終了し、代わってディスTV(英語版)が編成された。

2017年、KXVOのサブチャンネル編成が全面的に変更された。15.2では、ディスTVに代わって、シンクレアが運営するTBD(英語版)が放送を開始した。15.3では、グリット(英語版)に代わって、シンクレアのアクション系ネットワークであるチャージ!(英語版)が編成された。さらに同年9月6日、15.4が新設され、スポーツネットワークのスタジアム(英語版)の放送が始まった。

2021年9月14日、TBDの系列はKXVOのメインチャンネル(15.1)へ移され、The CWに取って代わった。同日、The CWの系列はKPTM-DT3へ移行した[17][18]。また同日、スタジアムの系列はKXVO-DT2(15.2)へ移され、KXVO-DT4(15.4)は停波となった。

ATSC 3.0ライトハウス

KXVO(ATSC 3.0)のサブチャンネル[19]
チャンネル(英語版) 解像度 短縮名 番組編成
3.1 1080p KMTV CBS(KMTV-TV) DRM
6.1 WOWT NBC(WOWT) DRM
7.1 KETV ABC(KETV)DRM
15.1 KXVO ロアー(英語版)
26.1(英語版) NE-PBS PBS(KYNE-TV(英語版))
42.1(英語版) 720p KPTM FOX(KPTM(英語版))
42.10 1080p T2 T2
42.11 PBTV Pickleballtv(英語版)
42.20 GMLOOP GameLoop
42.21 ROXi ROXi(英語版)
  デジタル著作権管理を伴うサブチャンネル放送
  インターネット経由で配信されるサブチャンネル[20]

アナログ放送からデジタル放送への移行

KXVOは、2009年6月12日、連邦政府が義務付けたアナログ放送からデジタル放送への移行(英語版)の一環として、UHFチャンネル15で行っていたアナログ放送を終了した[21]。デジタル信号については、移行前から使用していたUHFチャンネル38での送信を継続し、仮想チャンネル15を使用した。

脚注

  1. ↑ 'Gilmore Girls' meet 'Smackdown'; CW Network to combine WB, UPN in CBS-Warner venture beginning in September, CNNMoney.com(英語版), January 24, 2006.
  2. ↑ UPN and WB to Combine, Forming New TV Network, ニューヨーク・タイムズ, January 24, 2006.
  3. ↑ “New World Gets Pappas TVs for $260M”. TVnewsday. January 16, 2008. Retrieved January 18, 2008.
  4. ↑ “Sinclair Buys 6 Titan Television Stations”. TVNewsCheck. June 3, 2013. Retrieved June 4, 2013.
  5. ↑ “Archived copy”. 2013年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月3日閲覧。
  6. ↑ “Licensing and Management System”. enterpriseefiling.fcc.gov. 2022年3月29日閲覧。
  7. ↑ “Assignments”. Licensing and Management System. 連邦通信委員会 (2025年11月21日). 2026年2月14日閲覧。
  8. ↑ “Notification of Consummation”. Licensing and Management System. 連邦通信委員会 (2025年12月22日). 2026年2月14日閲覧。
  9. ↑ "KXVO 10:00 News Says Goodbye Tonight," from City Weekly Media Watch, December 4, 2007 (accessed February 11, 2014)
  10. ↑ "The Story Behind The Greatest Halloween Video Ever In The History Of The Internet", from Studio360, October 30, 2014
  11. ↑ Feldman, Brian (2019年10月16日). “How 'Spooky Scary Skeletons' Became the Internet's Halloween Anthem”. インテリジェンサー(英語版). Vox Media. 2021年12月11日閲覧。
  12. ↑ “A short guide to spooky culture, the Internet's Halloween refuge from a scary real world”. ワシントン・ポスト. Retrieved February 3, 2022.
  13. ↑ “「ひよってるやついる?」「やってみせろよ、マフティー!」『ガジェット通信 アニメ流行語大賞2021』結果発表!”. ガジェット通信. December 1, 2021. Retrieved December 1, 2021.
  14. ↑ RabbitEars TV Query for KPTM
  15. ↑ RabbitEars TV Query for KMTV
  16. ↑ RabbitEars TV Query for KETV
  17. ↑ “Sinclair Moves CW to Omaha Subchannel, Continuing Trend”. NorthPine (2021年9月22日). 2026年8月30日閲覧。
  18. ↑ “How to rescan your TV to get channels with an antenna”. KPTM (2021年9月14日). 2026年8月30日閲覧。
  19. ↑ “RabbitEars TV Query for KXVO”. www.rabbitears.info. 2022年11月19日閲覧。
  20. ↑ “ATSC 3.0 Streams Delivered Via Internet”. RabbitEars.info. 2024年3月24日閲覧。
  21. ↑ List of Digital Full-Power Stations Archived August 29, 2013, at the Wayback Machine.



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